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Column

2022.11.28
歯の生え変わり

今日は子供の歯の生え変わりについてお話しします。
レントゲンの見方は大人も子供も同じです。詳しくはレントゲンの見方をご覧くださいね(^^)

下に載せているのが、子供(6歳)のお口全体のレントゲン写真です。
真ん中に写っている歯が現在口の中に生えている歯で、その下で卵のような形で待機しているのがまだ生えていない永久歯です。
体が成長するにつれて、下の卵のような歯が大きくなっていきます。そして徐々に下から乳歯を押していき、乳歯が抜けるとそのスペースに大人の歯が生える、という仕組みです。
この写真のお子さんは前歯はもう大人の歯に生え変わっています。

子供(6歳)のお口全体のレントゲン写真

何歳から生え変わるの?

一番最初に生えてくる歯が 6歳臼歯 という名前がついているのでもうお分かりかと思いますが、5~6歳の間に生え変わり始めることが多いです。
生え変わりのスピードにはかなり個人差があるので、幼稚園や保育園の間に前歯が全て抜ける子もいれば、小学一年生になってもまだ一本も乳歯が抜けていない子もいます。

何歳から生え変わるの?

この図が一般的にいわれている歯の生え変わりの順番です。
一番最後に生えてくる前から7番目の歯が12歳臼歯なので、約6年かけてゆっくり生え変わっていき、その6年間は、乳歯が揺れていて歯磨きがしにくかったり、噛むと痛かったり、歯並びがデコボコになるため歯磨きがしにくかったり、沢山のトラブルが出てきます。

虫歯予防の方法は?

そして永久歯は生えてから2年間が一番虫歯になりやすいと言われているんです!
生えたての歯は、大人の歯でもまだ構造が未完成で柔らかく、そこから唾液の成分と反応して徐々に資質を強くしていきます。
この時期に効果的なのが、歯の成分のアパタイトをさらに硬いフルオロアパタイトに変えて歯の質を強くするフッ素塗布です。
普段自宅で使用している歯磨き粉をフッ化物配合にること、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を塗布することが大切です。”一度塗布したからずっと安心”ではなく、継続的に塗布することが大切なため、当院では三か月毎の定期検診時に同時にフッ素塗布を行うことを推奨しております。
子供の歯だけではなく、大人の歯にもフッ素はもちろん効果的です。


永久歯の虫歯を予防するシーラント(小窩裂溝填塞 しょうかれっこうてんそく)という処置もあります。
6歳臼歯は歯の溝がとても深くその溝からの虫歯になりやすいです。シーラントは歯の溝をフッ素配合の樹脂で予防的に埋める処置で、これをすると溝からの虫歯になりにくくなります。

実際に6歳臼歯にシーラントをした画像がこちらです。

歯を削って詰め物をしたわけではないので少し分かりにくいですが、シーラントを行った歯の溝の部分が茶色→白色に変わっています。
歯の溝の部分にだけシーラントを行うので、もちろん歯は削りませんし、詰めた部分のせいで噛み合わせが変わることもありません。
見た目も白いので他の人から見て目立つこともありません。
当院で使用しているシーラント剤には”フッ素徐放性“があります。
シーラント剤自体にフッ素が含まれていて、口腔内の唾液や水分と反応し、フッ素を徐々に放出します。そのおかげで、シーラントを行った溝の部分がより虫歯になりにくくなるのです。

当院で使用している 3Mクリンプロシーラント

カリエスリスクが高く虫歯になりやすそうな6歳臼歯があるお子様には、歯科衛生士や歯科医師よりシーラントの提案をさせていただいております。
定期検診時であれば当日の施術が可能な場合も多いです。

仕上げ磨きはいつまで?

こどものうちはどうしても磨き残しがありますし、先ほど述べたように生え変わりの期間も長く、虫歯になりやすい原因が沢山あります。
歯の生え変わりが終わる 12歳くらいまで は、夜の仕上げ磨きは行ってあげたほうが良いでしょう。
あくまでも”仕上げ磨き”ですので以下のところだけでも十分です。

  • 歯が生え変わり中の部分だけ
  • 歯科医院で磨き残しが多いと言われたところだけ
  • 週に一回磨けているかどうかのチェックをする
  • ポイントブラシで磨き残しをとる

完全にお子様に任せっきりにするのではなく、保護者の方にもお口の中を把握しておいていただくことが大切です。

今回は生え変わりについて、ご紹介しました。
歯科矯正がメジャーになってきたこともあり、お子様の歯並びを気にされている保護者の方も多いのではないでしょうか。
もし今後矯正治療が必要な場合(特に乳歯の時期から受け口・反対咬合になってしまっている場合)も、小児矯正は一般的に歯が生え変わる頃がスタート時期と言われています。
当院ではプレオルソという小児矯正インビザラインという成人矯正のどちらも行うことが可能です。
詳しくは当院の矯正ページ、または直接ご来院いただいてカウンセリングをさせていただければと思います。
先天的に永久歯が欠損しているパターンがまれにあります。
それもレントゲンを撮影すれば確認できますので、もし「なかなか歯が抜けなくて…」「歯が抜けたけどなかなか生えてこない…」など心配事があれば、レントゲン写真を撮って永久歯の位置を確認することも可能です。
何かあれば気軽にご相談くださいね(^^)

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