予防歯科
当院のこだわり
①早期発見・早期治療ができる
定期的に受診されていると、虫歯や歯周病の発見が早くなります。
・簡単な治療で対処できる
・痛くなる前に治療が終わる
・通院回数が少なくて済む
・治療費を安く抑えれる
・期間が短くて済む
などのメリットがあります。毎回、有資格者の歯科医師・歯科衛生士による施術になります。
②定期的にフッ素を塗り虫歯予防できる
フッ素は歯を強くし、虫歯になりにくくさせます。
1回のみの塗布ではあまり効果がないため、定期的に継続して受ける必要があります。
高濃度のフッ素は取り扱いは専門家に限られるため、歯科医院で塗布する必要があります。
③普段の歯磨き方法の指導
定期的な医院での治療だけでなく、おうちでのケアの方法やその人にあった歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、歯磨き粉、うがい薬などを提案します。
人によって口の大きさや歯並びが違うので、適切な歯科ケア用品を使用することが虫歯や歯周病の予防に繋がります。
④衛生管理がしっかりしている
一人ひとり使用した器具は当然滅菌しています。
歯ブラシや歯間ブラシなども新品のものを使用してます。
予防歯科
予防歯科とは、虫歯・歯周病の発症を未然に防いで口の中の健康を維持することを目的としています。 自身だけでは予防しきれない虫歯・歯周病に対して、予防効果を高めることが可能です。
虫歯になったから歯を削る、歯周病になったから歯を抜く、ではなく、そうならないように日々の暮らしの中で歯を守りましょう。
歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院での定期検診や歯石取り=”プロケア(プロフェッショナルケア)”と、歯科医や歯科衛生士によるご自宅での歯磨きや補助清掃用具の使用=”セルフケア”の指導を行っています。
80歳で20本歯を残そうという 8020運動 も「予防歯科」の一環です。
〇「8020(ハチマルニイマル)運動」とは?
いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。
日本歯科医師会より引用
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 20本以上の 歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。 そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動 が始まりました。 楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切 です。 ぜひ「8020」を目指してください。
予防歯科が大きく注目されるようになったのは、ここ数年の話です。
欧米では以前から、歯科医院などで定期的に検診を受けることが習慣化されています。2014年のライオン株式会社の調査によると、アメリカでは1年間に平均で2回歯科検診を受けていたのに対し、日本では半数以上の人が一度も歯科検診を受けていないという結果が出ています。
欧米では歯の審美に対する意識が高いことに加え、例えばスウェーデンのように矯正を含む予防歯科を無料化する国があるなど、国全体を挙げて予防治療を根付づかせています。また、日本のような保険制度のないアメリカでは治療費用が多くかかってしまうため、「歯のトラブルは予防する」という意識が定着しているのです。
一方の日本では、歯科治療を手軽な費用で行うことができるため、かえって「悪くなってから治療する」という考えから脱却できなかったのでしょう。しかし最近は日本でも、歯のトラブルと全身疾患や認知症との関係性が周知されるようになり、歯科予防が注目を集めています。
・PMTC
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略です。
専用の機器とペーストを使い、磨き残しのプラーク(歯こう)やバイオフィルムを除去します。日頃のブラッシングだけでは落としきれないような歯垢・歯石を、歯科医師や歯科衛生士が丁寧に取り除きます。
当院では定期健診にもPMTCを取り入れていますので、健診後に「歯がつるっとなった!」と喜んでいただいています。
・フッ素塗布
フッ素を定期的に歯科医院で歯面に塗布することにより歯の質が強化され、虫歯になりにくくなります。
市販の歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが、歯科医院で取り扱うものとは濃度が異なるため、定期的に歯のメンテナンスに来院し、予防歯科として歯のクリーニングを行う際に歯面に塗布するのが虫歯予防に効果的です。
・ブラッシング指導
歯ブラシやフロスや歯間ブラシなど歯の汚れを落とすものは数多く存在していますが、ただやみくもに沢山の道具を使うのではなく、お口の中の状態に合った道具を使うことが大切です。
歯ブラシの当て方によっても綺麗になる場所が違うため、歯科医師や歯科衛生士が丁寧にレクチャーさせていただきます。
いくら定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けていても、ご自宅でのセルフケアが出来ていなければ虫歯や歯周病になってしまう確率が高くなってしまいます。ですので、歯科医院と患者様と二人三脚で歯や歯ぐきを守ることが大切です。
フッ素(フッ素化合物)と歯の関係
虫歯の予防に効果的です。
- エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補う(再石灰化)のを助けます。 - 歯の質を強化
エナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、虫歯になりにくくします。 - 虫歯菌の働きを弱める
細菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑制します。
歯磨き粉の中にも含まれていることが多いですが、医療機関で定期的に高濃度のフッ化物を塗布して虫歯予防をしましょう。
治療法
・虫歯や歯周病の検査
毎回お口の中の状態を確認します。
・レントゲンの撮影(1~2年に1回)
定期的に撮影してかぶせ物やつめ物の下もしっかり検査。骨の状態も確認します。
・歯磨き方法の相談
染め出しして磨きにくいところを一緒に確認してご自宅でのケア方法を相談。
適切な歯ブラシ、歯間ブラシ、歯磨き粉の選び方、持ち方、毛先の当て方、動かし方、力の入れ方など
・プラーク、歯石とり、着色除去
専用の器具を用いて口の中の清掃をしていきます。
・フッ素を塗る
塗った後30分はうがいや飲食を控えてください。
費用
3,000円程度(3割負担)
レントゲン撮影時には追加で1,000円程度かかります。
・入れ歯をされている場合
入れ歯されている場合は入れ歯の調整も行います。 歯ぎしり、食いしばり防止のマウスピースをお持ちの方は調整を行ったり、汚れがある場合には専用の洗浄機にかけますのでお持ちください。
子どもの定期健診の内容
・虫歯の確認
・歯茎の状態の確認
・生え変わり、歯並び、悪い癖がないか確認
・歯磨き指導(仕上げ磨きの説明)
・生活習慣の相談
・クリーニング
・フッ素を塗る
・虫歯予防の詰め物(シーラント)
・必要に応じてレントゲン撮影
※学校などの検診用紙をお持ちの方はご持参ください。
マウスピースの作成も可能です
歯ぎしり、食いしばり防止のマウスピースの作成も可能です。
型取りをして1週間後にお渡し可能です。
歯科で作成するのはオーダーメイドのためフィットが良いです。
〇歯ぎしり、食いしばり防止用
保険適用可です。透明のマウスピースです。
ソフトタイプとハードタイプがあります。
〇スポーツ用マウスピース
保険適用外です。柄をお選びいただけます。
既製品とは異なり、型取りして作成するので全てオーダーメイドになります。
日常からできるケアのご紹介
歯ブラシ
お口の中の状態によっておすすめの歯ブラシを提案します。
磨き方
1か所の歯をを20回以上、歯並びに合わせて磨きましょう。
歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間にきちんと当てましょう。 歯と歯茎の際は45度の角度で毛先を当てると磨きやすいです。
歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で動かしましょう。
小刻みに動かして、1~2本ずつ磨きましょう。 寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、口の中の自浄作用が低下するため、最近が繁殖しやすい状態になります。
寝る前は特に丁寧に歯磨きしましょう。
歯ブラシは1か月に1本を目安に取り換えましょう。
歯磨き粉
虫歯予防、歯周病予防、知覚過敏用、着色除去用など様々な種類があります。
お口の状態に合わせて提案します。
フロス、歯間ブラシ
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使うと歯垢の除去率が30%アップします。
できれば毎晩使用しましょう。
洗口剤、デンタルリンス
口の中の細菌を増やさないために効果的です。
口臭予防にも効果があります。
舌の掃除
舌もブラシで丁寧に清掃しましょう。
口臭の原因になることがあります。
奥から手前に軽い力で動かして清掃してください。
1日1 回で十分です。
よくあるご質問FAQ
予防歯科
Q通院頻度はどれくらいが良いですか?
Qスポーツ用のマウスピースは作れますか?
Q歯医者には歯が痛くなった時に行けば良いのですか?
痛みなどの症状が出た時は、かなり進行していることが多く、治療回数や費用が多くかかってしまいます。
「治療」より「予防」という考えが大切です。
定期的に歯科医院を受診し、お口の中を常に清潔に保ち、虫歯や歯周病から大切な歯を守りましょう。
Q歯磨き後のうがいは少ない方がいいという話を聞いたことがありますが、本当でしょうか?
むし歯予防にはフッ素が色んな役割を果たしますが、そのフッ素をできるだけお口の中に残す為に、歯ブラシ後のうがいはできるだけ少ない方が効果的とされています。
一生涯を自分の歯で過ごしたい方は定期健診でお口の健康を維持しましょう。