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Column

2024.10.14
歯がしみる!!

虫歯はないはずなのに、歯がしみる・・・!
という方も多いのではないでしょうか。

一言で、歯がしみるといっても、しみ方によって考えられる原因が変わってきます。
まずは歯の構造を簡単に説明します。

歯の一番外側は『エナメル質』と呼ばれる、ツルっとした硬いもので出来ています。
その下が『象牙質』と呼ばれる、少し柔らかめのスポンジのようなもので出来ています。
その下に『歯髄』と呼ばれる、歯の神経があります。
歯の根っこはエナメル質ではなく、『セメント質』と呼ばれる、少しザラザラした硬いものでおおわれています。

冷たいものがしみる

一番多いのが冷たいものがしみる方です。
アイスや氷など、冷たいものがしみる方、歯磨きのうがいのお水でもしみる方、歯ブラシが当たった時にしみる方など、しみの程度は様々ですが、冷たいものがしみるときは次のような原因が考えられます。

  • 虫歯

虫歯は歯の表面が溶けて穴が開いてくることを言います。穴が開いてくると、神経に近いところまで冷たいものが伝わってしまうので、しみたり痛みが出たりしてしまいます。

  • 歯周病

歯周病は細菌によって歯茎と歯の間の歯周ポケットが深くなる病気です。歯周病が進行すると歯槽骨が溶けて歯茎が下がり、歯根が表面に現れてきます。歯根部分は外部の刺激を感じやすいため、知覚過敏を起こす場合があります。

  • 歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによって歯の表面が削れてしまうことがあります。エナメル質が薄くなるほど象牙質への刺激が伝わりやすくなるため、冷たいものを食べたときにしみると感じることがあります。

  • 歯科治療後の刺激

虫歯や歯周病の治療後に、象牙質に刺激が伝わることで知覚過敏を引き起こすことがあるようです。

  • 矯正治療

矯正治療によってかみ合わせが変わることで、一次的に歯に負荷がかかります。歯を動かすときの刺激や、この負荷が象牙質にまで伝わると、冷たいものを食べたときに歯がしみる場合があります。

  • 歯の磨き方

ゴシゴシと強く歯磨きをしている場合や歯ぎしりがある場合、歯茎近くのエナメル質が削れていることがあります。象牙質に刺激が伝わりやすくなるため、冷たいもので歯がしみやすくなります。

  • 歯の質

エナメル質や象牙質などの厚みは人によって異なります。もともと象牙質が薄い人は、歯髄との距離が短いため、冷たいものの刺激が伝わりやすくなります。

  • ひび割れ

食いしばりや歯ぎしり、事故、怪我などによって歯にひびが入ってしまうことがあります。ひびの程度によっては刺激が象牙質に伝わりやすくなるため、歯がしみることがあります

  • ホワイトニング

ホワイトニングに使用する薬剤によって一次的に刺激を感じやすくなるため、歯がしみたり痛みを感じたりすることがあります。

  • 表面が溶けてきている

すっぱいものを日常的に食べている人は知覚過敏になりやすいといわれています。理由は、柑橘系の果物やお酢などは、歯のエナメル質を溶かす原因になることがあるからです。
また、すっぱいものを食べた後すぐに歯磨きをすると、歯の再石灰化ができなくなるため、さらに歯へのダメージが大きくなり、歯がしみやすくなります。

温かいものや甘いものがしみる

次に温かいものや甘いものがしみる場合は、虫歯が歯髄(歯の神経)の近くまで進んでいる場合がほとんどです。早めに治療しないと確実に神経を取る事になります。早めに歯科医院を受診してください。

熱いものでズキズキ痛む場合

虫歯が原因で熱いものにより歯がズキズキと痛む場合、歯根の先に膿が溜まっています。 その他に代表的な症状として下記のものがあります。

  • 歯が黒くなっている
  • 歯に穴があいている
  • 歯と歯肉の境目より5mm~10mm下に腫れや白いイボ様なものがある
  • 咬むと痛い
  • お風呂や就寝時等、体が温まると痛む
  • 冷たいものでは痛まず、口に含むと逆に痛みが緩和される

熱いものでズキズキと痛む場合は、虫歯が重症化しており、放置すると激しい痛みや顔面の腫れ等を引き起こします。また、放置期間が長いと治療の期間や回数の増加、病気の再発率の上昇につながり、最悪の場合は歯を抜かなければいけなくなることも。出来るだけ早めに受診することをおススメします。

1度経験すると2度と経験したくない歯の痛み。三大激痛にも数えられ、あまりの痛さに仕事等が手に付かないという経験をされた方もいると思います。
虫歯や歯周病には自然治癒がありません。症状が落ち着いたとしても、治療しない限り、病気は確実に進行していき、より大きな痛みを引き起こすことにつながります。
また治療のタイミングが遅れると、削る量が増え、最終的には抜歯へとつながります。経験上「もう少し早くきてくれれば」ということも少なくありません。

歯がしみる・口の中に違和感があるということは、なにか問題が起こっているという体のSOSです。
上記の症状はあくまで目安ですが、少しでも異常を感じたら、ひどくなる前に早めに歯科医院で受診してくださいね。

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