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Column 矯正

2026.05.18
出っ歯さん(上顎前突)の矯正

出っ歯(上顎前突)とはどういう状態のこと?

上顎前突とは、上下の奥歯を嚙み合わせた時に、上の前歯が下の前歯より出ている状態をいいます。
正常な前歯の前後的なずれ(オーバージェットと言います)は、2~3ミリ程度でこれを超えると上顎前突と診断されることがあります。
横から見ると上唇が出ているように見えたり、下唇が引っ込んだように見えることがあります。
日本人には比較的多くみられ、ある調査では2番目に多いと言われています。
上顎前突は見た目だけでなく、咬み合わせや発音において、口の乾燥による虫歯・歯周病のリスク増加など、様々な問題を引き起こす可能性があります。


分類
・骨格性上顎前突
 上顎骨自体が前方に出でいる状態を指します。上顎骨の過成長や下顎骨の劣成長により、上顎が前方に突出している状態です。
横顔では中顔面部や上唇の突出が目立ち、口ば閉じにくい、発音がしずらいなどの症状が起こる場合があります。
・歯槽性上顎前突
上顎骨は正常な位置でも、前歯の傾斜角度が前方に傾いている場合に起こります。
歯槽性上顎前突では口腔内から歯が出てしまうことが多く、歯肉が乾燥しがちになります。この状態は歯の健康には好ましくなく、歯周病に罹患しやすくなります。

両者が混合してみられることもあります。

原因

・骨格性上顎前突
主な原因は遺伝的な要因による骨格性のアンバランスです。
上顎の骨が前に向かって成長しすぎている(上顎の過成長)や下顎の骨が正常に発育せず、上顎に対して小さい(下顎の劣成長)によって起こります。
骨格そのものは遺伝による影響が多いですが、幼少期の指しゃぶり口呼吸舌突出癖などの習慣が成骨格的な問題であるため、成長期(子どもの頃)であれば顎の成長をコントロールする矯正で対応できる場合がありますが、大人の場合は矯正治療と外科手術(骨切り)の併用が必要となることがあります。

歯槽性上顎前突
骨格的な要因ではなく、主に上の前歯が前方に傾斜して生えてくることでおきます。
主な原因は、幼少期の指しゃぶり口呼吸舌突出癖、下唇をかむ癖などの後天的な要因と遺伝的な歯のサイズや生え方のアンバランスです。
骨格自体に異常がないことが多いため、矯正治療(マウスピース矯正やブラケット)で改善しやすい傾向があります。 

上顎前突で起きる問題

・奥歯に負担がかかる
歯のかみ合わせが悪いために、奥歯に負担がかかりやすい状態になります。
奥歯に負担がかかると歯が割れたり、折れたりするリスクが高くなります。
・口呼吸になる
唇が閉じにくいため口呼吸になりやすく、乾燥(ドライマウス)により虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
・外傷や前歯破損のリスクがある
転倒や衝突時に前歯が突出しやすいため、折れる・抜けるリスクが高くなります。

治療法

小児期の治療
成長期であれば、顎の発育をコントロールしつつ、上顎前突を改善していくことが可能です。骨格性の場合には、上顎の成長を抑制する装置や下顎の成長を促す装置を用いることがあります。歯槽性の場合には、前歯の傾斜を修正する装置を使用します。
開始時期は、状況によりますが年齢は8歳~11歳くらい、上下の前歯4本が生え変わったタイミングです。
使用装置
・ヘッドギア
 上顎や奥歯の位置を整えるために使用する矯正器具です。主に上あごが前に出ている上顎前突(出っ歯)の治療に用いられます。
上顎が前方に成長するのを抑えたり、上の奥歯を後ろへ動かして噛み合わせの土台を整えるが目的です。
毎日10時間以上(通常は寝る時)の装着が推奨されます。

・クワドヘリックス
上顎の拡大に使用する固定式の装置です。歯を適切な位置に移動させ、嚙み合わせの改善に使用します。
通常1~2年間ほど装着します。

・拡大床、急速拡大装置
上顎を広げる装置です。拡大床は可撤式、急速拡大装置は固定式になります。1日または1週間に1回ねじを回して広げていきます。

成人の治療
治療のアプローチは成長期の小児と成人で異なります。成人では顎の成長が止まっているため、歯の移動により咬み合わせを改善する治療が必要となります。
使用装置
・ワイヤー矯正
歯にブラケットとワイヤーを装着し、少しずつ歯を動かして理想の位置に整える歯列矯正方法です。
マウスピース矯正に比べると見た目は気になりますが、当院では目立ちにくいホワイトワイヤーを選択することも可能です。
マウスピース矯正より痛みがあります。
固定式なので取り外しは不可です。歯磨きが苦手な方には不向きです。

・インビザライン(マウスピース矯正)
取り外し可能でワイヤー矯正と比べて目立ちにくいです。痛みもワイヤー矯正より少ないです。
自己管理が治療の成果を左右します。装着時間を守らなかったり、マウスピースの交換や保管を怠ったりすると、歯が計画通りに動かず治療が長引くことがあります。(1日22時間以上装着する必要があります)
ワイヤー矯正と比べて治療期間は半年から1年ほど長くなることがあります。
歯並びの状態によっては適応にならない場合があります。

まとめ

成人の上顎前突の治療は抜歯が必要になる場合があります。抜歯までは必要なくても、歯の間を数ミリ削る(IPR)処置が必要となることがあります。
上顎前突は、かみ合わせのバランスや口腔内の健康にも深く関係しています。
矯正担当医による無料相談をしていますので、気になることがありましたらご相談ください。


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