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生えたての永久歯のことを幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)と言い、歯が生え始めてから根が完全に形成されるまでの2~3年の歯を指します。
この期間の歯はエナメル質の結晶が未成熟で硬さが十分ではないので、虫歯になりやすく、進行も早いのが特徴です。
永久歯の生え変わり時期
永久歯への生え変わりは、乳歯が抜けて、その下から永久歯が生えてくるという形で進みます。乳歯の根が徐々に溶けて短くなり、グラグラしてきて、最終的に抜け落ちます。そのタイミングで永久歯が出てきます。
ただし、全ての永久歯が乳歯の下から生えるわけではありません。6歳臼歯と12歳臼歯と呼ばれる奥歯は、乳歯がない場所に新しく生えてきます。これらは乳歯の奥に追加される形で生えるため、乳歯が抜けることはありません。永久歯への生え変わりは、一般的に6歳頃から始まり、12歳から13歳頃にほぼ完了します。親知らずは例外で、17歳から25歳頃、またはそれ以降に生える人もいれば、全く生えない人もいます。
永久歯で最初に生えるのは、多くの場合、6歳臼歯(第一大臼歯)です。
6歳臼歯は、乳歯の一番奥の歯のさらに奥に生えてきます。
6歳臼歯は永久歯の中で最も大きく、噛む力を支える重要な歯です。
生えたての頃は歯茎に半分覆われており、歯ブラシが届きにくいため、虫歯になりやすいという特徴があります。

幼若永久とは?
幼若永久歯とは、その名の通り生えて間もない永久歯を意味します。
幼若永久歯は、エナメル質の石灰化度が低い傾向にあります。生えたての状態では成熟した永久歯と同じようには硬くないので、外からの刺激を受けやすくなっているのです。そのため、虫歯菌が産生する酸によって溶けやすい傾向にあります。
特徴
・未熟な歯質
歯の表面のエナメル質の石灰化(硬くなること)がまだ不十分で、酸に溶けやすく、むし歯になりやすいです。唾液中のミネラルを取り込み、生えてきておよそ2~3年かけて少しずつ成熟していきます。
・汚れが残りやすい
奥歯の幼若永久歯は、表面の溝が深く複雑な形をしています。また、生え始めは、まだ背が低かったり、一部だけ生えていたりして、歯ブラシが届きづらく汚れが残りやすい時期になります。
・根が未完成
歯の根の先端が閉鎖していないので、歯の成長が続いている状態です。
根の先は2~3年かけて徐々に完成します。
根が完成していない状態で、歯の神経に達するむし歯になり、内部が感染をおこしてしまうと、歯の根の治療が非常に大変であることがあります。
根が未完成の状態で根の治療が行われていた場合、大人になっても根の長さが短く、根の先が開いている場合があります。
注意事項
未成熟で歯の質が柔らかく虫歯になりやすいので、日常のブラッシングが重要です。
普通の歯ブラシで磨きにくい場合は、ワンタフトブラシも併用しましょう。

定期的にフッ素を塗りましょう。幼若永久歯は、完成された永久歯よりも効率良くフッ素を吸収し、ハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトに置き換えることで歯の表面を強化出来ます。
3~4ヶ月に1回のペースで定期的に行い、効果を持続させていくことが重要です。
ご自宅でのブラッシング時もフッ素入りの歯磨き粉を使用することで虫歯予防効果は高まります。

定期検診を受けましょう。早期発見、早期治療のため定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。また、磨き残しのチェックをすることで磨き方の改善に役立ちます。
その他の特徴
前歯のギザギザ形態(切縁結節といいます)
10歳くらいまでの永久歯の前歯に見られます。歯胚が作られる過程でできます。
永久歯生え始めの切縁結節は正常な歯の形なので、基本的には心配いりません。
上下の歯が食事や咀嚼で使われると、2〜3年ほどで自然にすり減ってなだらかになることが多いとされています。
上下の歯がしっかり当たっていない場合は、削れずそのままギザギザが残ってしまう場合があります。
色が黄色い
生えたばかりの永久歯はエナメル質が薄く、未成熟なため内側の象牙質の黄色が透けて全体が黄色く見えることがあります。
成長とともにエナメル質が硬くなり、黄色みは徐々に目立たなくなります。
まとめ
生えたての永久歯は酸に弱く、虫歯になりやすい状態です。
定期的にフッ素を塗って歯質強化をしていきましょう!!
小児歯科

