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Column ホワイトニング

2025.10.20
ホワイトニング用歯磨き粉について 

近年、薬局などでも取り扱いが増えた「ホワイトニング用歯磨き粉」
手軽に歯を白く出来るなら便利ですよね。
では一体なぜ白くなるのか、本当に効果は得られるのか、どんなものがあるのか…など、本日は「ホワイトニング用歯磨き粉」についてお話していきたいと思います。

歯の黄ばみ

まずは歯が黄ばんでしまう理由について、いくつか考えられる原因を見ていきましょう。

食品に含まれるステイン(色素沈着)

ステイン(色素沈着)
ステインは、歯が黄ばんでしまう代表的な原因の1つです。特に色の濃い食品は色素が歯に沈着しやすく、緑茶に含まれるカテキン、紅茶や赤ワインに含まれるタンニン、カレー粉に含まれているクルクミンはポリフェノールの1種。
これらは、歯の表面を覆うたんぱく質で構成される薄い膜のペリクルと結合し、歯の黄ばみとなります。
タバコのヤニ
タバコに含まれるタールは肺を黒くしてしまうことで知られていますが、歯の表面を覆うように存在するペリクルとタールが結合することで歯を黄ばませます。

これらの歯の表面に付いてしまった汚れは、付着から半日以内であれば、歯磨き等で除去することができるでしょう。しかしそれ以上放置してしまうと、歯磨きでは簡単に除去できなくなってしまいます。

その他の原因

清掃不良
毎日の歯磨きをおろそかにしている、または適切に歯磨きが行えていないなどの理由から、お口の中を清潔に保てていない場合があるでしょう。
すると歯周病の原因菌の1種でもある黒色色素生産菌が原因となり、歯が黄ばんで見えるようになってしまうことがあります。
加齢
歯の表面組織であるエナメル質が加齢とともにすり減ると、エナメル質の下の層にある象牙質の色が透けてしまい、歯が黄ばんで見えるようになります。また、クリーム色に近いといわれる象牙質はもともと人によって色が異なりますが、この象牙質は加齢にともない厚みが増して色が濃くなっていくのです。
歯の神経
歯の神経がむし歯や外傷などによって壊死(えし)した、あるいは根管治療によって神経を取り除いた場合、歯が変色して茶色や黄ばんだように見えます。

ステインが原因の黄ばみや清掃不良によるものは、ホワイトニング歯磨き粉で改善することができます。しかし歯の黄ばんでいる原因によっては、ホワイトニング歯磨き粉で歯を白くできない場合もあるでしょう。それぞれ、該当するのは以下のようなケースです。

ホワイトニング歯磨き粉で効果が期待できる
・お茶、コーヒー、ワインなど食品による色素沈着
・タバコのヤニ
・清掃不良

ホワイトニング歯磨き粉で効果が期待できない
・歯の神経
・加齢

ホワイトニング歯磨き粉で効果がでない場合、歯科医院でのオフィスホワイトニングや自宅でのホームホワイトニング、それらを平行して行うデュアルホワイトニングなどで歯を白くできます。

ホワイトニング効果の期待できる成分

こでご紹介する成分はいずれもホワイトニングに効果があるとされている、ホワイトニング歯磨き粉に含まれる代表的な成分です。

・ポリリン酸ナトリウム
現在の歯の白さを維持したいと考えた場合には、ポリリン酸ナトリウムが配合されたホワイトニング歯磨き粉を選びましょう。ステイン(着色沈着)を除去して歯をコーティングするように汚れから守り、歯の白さを維持することができます。

・ハイドロキシアパタイト
ハイドロキシアパタイトは、歯とほぼ同じ成分であるリン酸カルシウムが含まれています。歯の表面組織であるエナメル質に97%、骨で65%含まれているため親和性に優れ、身体に悪影響はないとされている成分です。

一般的な歯磨き粉の場合、歯磨き粉に含まれる研磨剤で汚れをこすり取るように汚れを取ります。そのため、歯の表面にミクロ単位の傷をつけてしまい、その傷の溝に色素が沈着してしまう恐れもありました。

歯磨き粉の種類

歯磨き粉は、ペーストやパウダー、ジェルなどの形状タイプが販売されています。

ペースト
一般的な歯磨き粉の形状です。発泡剤が含まれていることも多く、お口のすみずみまで泡を行き渡らせることができるのが特徴です。

ジェル
泡立ちにくく、歯を傷つける恐れもある研磨剤が含まれていないことも多く、研磨剤無配合の場合には、電動歯ブラシでも使用することができます。

パウダー
歯ブラシに直接パウダーをつけるタイプの歯磨き粉です。昔からあるタイプであり、刺激が少ないものが多いのが特徴です。

液体
液体歯磨き粉を口に含んだまま、もしくは口に含みすすいだあと、歯磨きを行うタイプの歯磨き粉です。歯を傷つけにくく、災害時など水の使用に制限がある場合にも、活用できます。

市販されているホワイトニング歯磨き粉は種類が豊富です。そのため、どれが自身の状態に合った歯磨き粉なのか、分からずに悩む人は少なくありません。
見た目の白さと口腔の健康を両立するためには、「生活習慣」「歯磨き方法」「専門ケア」の3つの視点からのアプローチが有効です。

白くて健康な歯には、トータルケアが必要です。

おすすめのケア方法

 ステインがつきやすい食品を控える
→ コーヒーや赤ワイン、カレーなどの色素が強い食品は要注意。

 丁寧な歯磨きを習慣にする
→ 毎日のケアが最も効果的なホワイトニング対策です。

 定期的に歯科医院でのクリーニングを受ける
→ 歯垢や歯石の除去は、歯の本来の白さを保つための基本です。

白さを保つためには、日常の積み重ねと専門的なサポートの併用がもっとも効果的です。歯磨き粉だけに頼るのではなく、総合的に口腔ケアを見直すことが重要です。

まとめ

あなたの歯に合った“白さケア”を見つけましょう

大切なのは、「自分の歯の状態を知ったうえで、正しい方法でケアをする」ことです。
一度歯科医院でお口の状態を知り、自分に合った歯磨き粉を選んでいきましょう。
もちろん、当院では歯科衛生士が一緒にお口の中サポートをさせていただきますので、安心してくださいね(*^^*)
あなたの理想に近づくための、安心で確実な方法を一緒に探していきましょう!

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