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その他
鏡で自分の歯を見た時、歯の色が気になったことがある方は多いのではないでしょうか?
歯が黄ばむ原因は、食べ物などの外部からの影響によるものと、年齢や薬の影響などの内部からによるものがあります。
そこで、今回は外部からの影響によるもので、どのような食べ物や飲み物が着色しやすいかご紹介していきます。

着色しやすい食べ物
歯の着色を促す食べ物は、大きく2つに分かれます。
1つ目は「色の濃い食品」2つ目は「酸性度の高い食品」です。

カレー
カレーには様々な香辛料が使われています。スパイスが全体的に黄色い成分としてまとまっているため、カレーを頻繁に食しているとやはり歯が黄ばみやすくなります。カレーはお子さまなどを中心として人気の高いメニューになっていますが、歯への影響を考えるのであれば月に1度ないしは2度くらいに抑えておく方が良いでしょう。
キムチ
キムチの色移りについてはここで改めて強調するまでもないでしょう。キムチの入っていた入れ物(プラスチックケース)でさえ食べきって捨てる頃にはかなりの色移りが確認できます。白い歯を目指すのであれば少し量を調整しましょう。
ソース、ケチャップ、醤油
色素の濃い調味料なども着色の原因になります。
ブルーベリーやブドウなどの色の濃い果物
これらの果物は、色が濃い上に、酸性度も高いので着色の原因になります。
歯のエナメル質にくっつき、黄ばみや黒ずみになる色素が含まれているそうです。
チョコレート
チョコレートに含まれるカカオマスポリフェノールが着色の原因になります。
着色しやすい飲み物
コーヒー
コーヒーは歯の着色を引き起こす代表的な飲み物です。コーヒーに含まれるタンニンという成分が主な着色原因となります。。特に濃いエスプレッソやダークローストのコーヒーは着色力が強く、毎日継続して飲むことで徐々に歯が黄ばんでいきます。
紅茶・緑茶・ウーロン茶
お茶類も強い着色力を持つ飲み物です。紅茶にはコーヒーと同様にタンニンが豊富に含まれており、継続的な摂取により歯の黄ばみを引き起こします。
緑茶やウーロン茶もカテキンやタンニンが含まれており、歯の着色の原因となります。
ワイン
赤ワインに含まれるアントシアニンという色素成分が歯に付着し、紫がかった着色を引き起こします。また、ワインの酸性度が高いことも着色を促進する要因となります。
白ワインも歯の着色に影響を与えます。白ワイン自体は色が薄いものの、含まれる酸によって歯の表面が一時的に軟化し、他の着色物質が浸透しやすい状態を作り出します。そのため、白ワインを飲んだ後に他の着色しやすい食品を摂取すると、より強い着色が起こる可能性があります。
豆乳
豆乳には大豆食品特有のイソフラボンというポリフェノールが含まれているため、歯に付着しやすい性質があります。健康にいいし白色だから大丈夫と思って毎日飲んでいると、知らず知らずのうちに汚れがたまって気がついたら歯が黄ばんでいたということにもなりかねません。同じ乳製品なら牛乳の方が豆乳よりも着色しにくいので、そちらの方がおすすめです。
柑橘系の飲み物やスポーツドリンク、炭酸飲料
これらの飲み物は着色補助食品に含まれます。着色補助食品とは、単体で口にする分には着色しにくいですが、着色しやすい食品と一緒に食べることで歯への着色を強める食品のことをいいます。着色補助食品を口にすると、口の中が酸性に傾きます。酸には歯の表面のタンパク質を溶かす働きがあるため、ここで色の濃い食品と一緒に摂取すると着色がつきやすい状態になってしまいます。
タバコ
食べ物、飲み物とは別になりますが、タバコに含まれるニコチンやタールが歯に付着し、着色を引き起こします。タールは黒色でネバネバとしており、煙を通じて歯の表面に付着し、次第に歯に着色します。たばこには酸性成分も含まれているため、口の中の酸性度が上がり、色素が定着しやすい環境をつくります。たばこを吸う多くの人は、継続的に喫煙するため、タールが蓄積されて歯の黄ばみが強くなることが特徴です。

着色を防ぐには?
1.ストローを使う
ストローは飲み物の黄ばみ対策にとても有効です。ストローを使うと、飲み物が歯に触れることなく喉を通すことができるため、歯に着色汚れがつきません。アイスコーヒーやジュース、コーラなど、色や酸が強い飲料を飲む場合は必ずストローを使って歯に直接触れさせないようにしましょう。
2.うがいor歯磨きをする
着色しやすい食品を摂取した後は、速やかに水で口をゆすぐか、可能であれば歯磨きを行うことが効果的です。ただし、酸性の食品を摂取した直後は歯の表面が軟化しているため、30分程度待ってから歯磨きを行うことが推奨されます。うがいを行う際は、単に水を口に含むだけでなく、しっかりと口の中全体に水を行き渡らせ、歯の表面に付着した色素を洗い流すことが重要です。
3.ホワイトニング用歯磨き粉を使う
普通の歯磨き粉よりも汚れを効果的に落とす成分が多く含まれているため、歯の表面についたステインやタバコのヤニなどの汚れを落とすには十分な効果を発揮してくれます。
4.定期的なクリーニングをする
ホワイトニング用の歯磨き粉を使用しても着色が完全に落としきれないことはよくあります。
頑固な着色は歯科医院のクリーニングで取ることができるので、定期的にクリーニングに来ていただくことをおすすめします。
