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Column
歯磨きは何歳からするのが理想でしょうか?
乳歯が生えそろったら? 歯が生え変わるタイミング? 乳歯の間はしなくていいの?
正解は…… 乳歯が生え始めたら です!!
歯磨きの習慣づけ
生後6~8カ月ぐらいに下の前歯が生えてきます。歯が生えてきた=いきなり歯ブラシでゴシゴシ磨くのではなく、習慣づけることから始めましょう。
最初は口の中を触れれることが苦手な子が多いです。まずは子どもをあお向けに寝かせ、頭を保護者のひざの上にのせ口の中を観察することからスタート!また清潔な指で口の中を触ることもOKです。
特に上唇の裏を触られるのを嫌がります。少しづつ伸ばしてあげると子どもは口をいじられることに慣れてきます。初めのうちはガーゼや綿棒などで清拭してあげればいいでしょう。
口の中を触られることが慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう。
歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。1本5秒位で十分です。強すぎたり、長すぎたりして子どもが嫌にならないように気をつけましょう。
上手にできたことをほめてあげることも忘れないでください。また上唇をめくるとミルクのカスがついていることがあります。この部分は唾液による自浄作用が少なく汚れが溜まりやすいので、ガーゼで拭うなどしてあげるとよいでしょう。
歯ブラシの選び方
毛のついた頭の部分が小さめの歯ブラシ(毛の部分が2本分の歯の幅程度)で、しかも毛先が丸く加工してあるほうが磨きやすく、歯ぐきにもやさしいのでオススメです。
乳歯が生えて間もないころは毛がゴムで出来ているものでも構いません。徐々に普通の歯ブラシに移行していけば良いでしょう。
ただ歯みがき習慣ができるまでの時期は “楽しい歯みがき” を目的にお気に入りの色やキャラクターで選んでもよいと思います。
本人が気に入った歯ブラシで楽しく歯を磨く習慣がつくと、仕上げ磨きを嫌がることも少ないので歯科医院でも嫌がらずに口を開けてくれる子が多いです。
万が一虫歯になってしまったときも、治療をスムーズに行うことが出来ます。
子供用の歯ブラシとは別で、仕上げみがき用に柄が長めで保護者が持ちやすい歯ブラシも用意しましょう。
自分で磨かせていいの?
自我の芽生えとともに何でも自分でしたがることが増えてきます。歯みがきもそのひとつだと思います。自分でしたがる気持ちを大切にしてあげて下さい。
しかし、大人でもしっかり歯みがきをすることは難しいことです。自分でしっかり磨けるようになるまでは保護者の方のサポート(仕上げ磨き等)が必要になってきます。大事なこととして、歩行の発達が未熟な幼児期は歯ブラシを加えたまま転倒し、喉を突いたりする事故に繋がるケースがあります。また、お口は脳に近い位置にありますので注意が必要です。自分で歯ブラシを持つ時は座わる約束等をして、保護者は事故が起きないようにしっかりみてあげて下さい。
すぐ歯ブラシを噛んでしまう
歯ブラシは噛み応えがあるので、口の中に歯ブラシがあると無意識に噛んでしまう子がいます。
毛先が広がっている歯ブラシを使うと当たってほしいところが磨けず効率が悪くなります。しっかり時間をかけて磨いているのに汚れが残ってしまうかもしれません。
子どもさん用の歯ブラシと保護者用の仕上げ磨き用の歯ブラシをわけて、仕上げ磨きの際は歯ブラシをこまめに口の中から出して小刻みに行うとと良いかもしれません。
それでもかんで歯ブラシをダメにしてしまう子どももいますが、その場合はだめになる頻度が多くても仕方ないと考えてください。噛んでダメにしてしまう時期は、いつまでも続きません。幼児になって注意をしてあげればかまなくなってきます。
それまでの間は、ダメになったらその都度新しいものに変えてあげてください。
歯ブラシを反対側から見て、歯ブラシの背中より毛先がはみ出していると毛先が広がっているサインです。早い子は1週間ぐらいで写真の左側のような歯ブラシになってしまうこともあります。
当院では小児からの予防歯科にも力をいれております。
お子様の歯磨きでわからないことがあれば、気軽にお声がけくださいね☺
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