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Column
食事中に「ガリッ」と音が鳴り、歯が欠けてしまった!
道でこけて歯が折れてしまった!
子どもが机にぶつかって歯が抜けてしまった!
歯が欠ける、というのは生活の中で起こって欲しくない出来事です。でも、ご飯を食べているとき、ケガをした時に歯が欠けるということはありえます。なぜ歯が欠けることがあるのでしょうか?
虫歯
虫歯は、歯を蝕む最も一般的な原因です。細菌が歯の表面に付着し、そこで食べ物の糖分を分解して酸を作り出し、それが歯を溶かしてしまいます。虫歯が進行すると、歯の内部が弱くなり、硬いものを食べた時などに欠けやすくなるのです。
外傷
スポーツや事故による外傷も、歯を欠けさせる一因となります。これは、歯に突然大きな力が加わった結果、歯が耐えきれずに欠けてしまうケースです。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、歯に大きな圧力をかけてしまいます。睡眠中に無意識に歯をギシギシしたり、グッと嚙み締めたりすることで歯に大きな負担がかかり、歯が欠けてしまいます。
酸蝕歯
酸性の食べ物や飲み物を過剰に摂取することで、歯の表面が酸によって溶かされてしまう酸蝕歯も、歯が欠ける原因となります。お酢や柑橘類を日常的に摂取する習慣がある方は要注意です。
嚙み合わせ
歯の位置や形が悪いと、歯にかかる力が偏ってしまうため、歯が欠ける原因になります。
歯が欠ける原因を知っておくことで、歯を守る予防策を用意しておくことができます。また、歯が欠けてしまった時にどうすればいいかを覚えておくと、いざという時に慌てなくてすみます。歯が欠ける要因は意外にも生活のあらゆる場面にかくれているものなので、自分がどれに当てはまるかをチェックしておきましょう。
歯が欠けてしまったら
痛みが無くても、出来るだけ早く歯医者さんに行きましょう。
部分的に欠けた場合はコンポジットレジンなどを使ったり、部分的な詰め物で修復できる場合があります。大きく欠けた場合は歯に被せ物をする治療を行います。
外傷により丸ごと抜け落ちてしまった歯は消毒・滅菌された清潔なガーゼに包んだり、生理食塩水や牛乳に付けて保管すると再植できる可能性があります。
歯医者さんで定期的に検診を受けて、歯が弱くなる要因がないか確かめておくのは賢いことと言えるかもしれません。歯はおいしい食事をとって、楽しい毎日をおくるために欠かせない大切なものです。ずっと大切に残して行けるよう、予防できるところは予防していくようにしたいものですね。
虫歯治療