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虫歯治療

2025.05.26
唾液と虫歯の関係 

ステファンカーブとは

ステファンカーブとは、口腔内のプラークのPH(酸性・アルカリ性の度合い)変化を示したグラフのことです。
通常、食事を摂ると口腔内は一時的に酸性に傾き、歯のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け出す「脱灰」が起こりますが、その後の唾液の作用によって再び中性に戻そうとする「再石灰化」が行われます。このバランスが崩れ、酸性の状態が持続すると、虫歯のリスクが高まってしまいます。このステファンカーブを意識することで虫歯になるリスクを減らすことができます。

お口の中のpHは、普段はpH7の中性に保たれています。
しかし何かを食べたり、飲んだりしてお口の中に入るとお口の中のpH値は酸性に傾いていきます。
そしてこのpH値が5.5以下になると歯は脱灰が始まります。
脱灰とは歯の表面のエナメル質が酸によって溶け出すことです。
この脱灰が繰り返されることによりむし歯が発生します。
しかし!お口の中は頭が良く、私たちのお口の中には常に唾液が流れています。
唾液には酸性に傾いたお口の中を中性に戻す役割があります。酸性に傾いたお口の中を中和し、傷ついた歯の表面を修復します。これを再石灰化といいます。
だいたい、中性に戻るまでに約20分〜1時間ほどかかるといわれています。
もちろん、お口の中を汚れたままにしておくと、この再石灰化の促進は妨げられます。常に、ダラダラ食いをしていたり、甘い炭酸飲料ばかりを飲んでいる人も、唾液による再石灰化が追いつかず、常に酸性に傾いた状態になっています。

酸性に傾きやすい食べ物

酸性に傾きやすい食べ物は、糖濃度の高い食べ物です。
甘いスイーツ類はもちろんのこと、スナック菓子などのチップスも酸性に傾きやすいです。
また、たえず飴をなめる行為も、お口の中を酸性にしてしまいますので注意が必要です。
キャラメルなど、歯にくっつきやすいお菓子は、特にお口の中を酸性に傾かせますのでご注意ください。
その他、注意が必要なのは食べ物だけではありません。
甘い炭酸飲料やジュース類、甘いコーヒーや紅茶も要注意です。
他には酸の強い食べ物も気をつけましょう。酸の強いレモンやお酢、ワインなども摂取しすぎると酸性に傾きやすいと言われます。

むし歯リスクを減らすポイント

○歯垢を減らす

これは歯みがきです。お口の中の汚れを減らし菌を減らしましょう。
食後の歯みがきをしましょう。
フロスや歯間ブラシを使って歯みがきもしましょう。

○間食を減らす

間食の回数が多いと唾液による再石灰化が追いつかなくなります。
ダラダラ食べや、常にしてしまう飲み食いをなくすことでお口の中を中性に戻す時間を作りましょう。生活習慣を改善しましょう。

○唾液を増やす

唾液の量が少ないと再石灰化に時間がかかります。
よく噛んで食べたり、お口の体操をして唾液を増やしましょう。

○定期的な歯科健診

歯科医院での定期的な検診やクリーニングも重要です。
専門家のチェックによって早期に問題を発見し、適切な対策を行うことができます。

予防歯科
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