TOP

コラム・キャンペーンcolumn・campaign

Column

2023.09.25
こどもの矯正

先日、小児矯正(こどもの矯正)のステップアップセミナーに参加してきました。
このセミナーでは、床矯正と「バイオロジカル」な治療についての講習を行っていました。

「バイオロジカル」 な治療とは

子どものお口の中の正しい機能と成長をうながす治療です。
頬や舌の癖、呼吸の仕方が歯並びに大きく影響することに着目して、その癖を取り除き、正しい動きで使えるようにしていきます。

子どもの矯正を考えているかたや、始められている方などは聞いたことがあるかもしれませんが、歯列矯正を始めると、同時にお口のトレーニングをすることが多くあります。このトレーニングをMFT(口腔筋機能療法)と言い、歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する、訓練法です。つまり、歯並びに関係している舌、唇、頬などの口腔周囲筋を、正常な環境に整えることです。

なぜMFTを行うと良いのか?

お口の外側には唇や頬、内側には舌があります。いつも唇が開いていたり、舌が口からはみだしていたりすると、筋肉の圧力により歯が望ましくない方向に移動し、歯並びが悪くなります。
また、歯の矯正治療を行っても、筋肉からの圧力がそのままの状態だと、歯が元の位置に戻ってしまいます。
MFTは、これらを防ぐために必要な矯正治療の1つです。

0歳から出来る矯正

このバイオロジカルとは、上記のMFTも含まれており、さらにプラスαで取り組んでいく方法です。
今すぐに出来る、0歳から始められる矯正として取り入れていきます。

「食育」

食育と聞くと、身体や健康の事だけと思われがちですが、歯科の観点から言う食育とは、子供の時からから大人まで各ライフステージに応じた食べ方の支援や食品の物性に応じた窒息などの予防を含めたべ方の支援などを指します。

「食事の姿勢」

食事の時の姿勢でお口の動かし方や、飲み込み方などが大きく変わってきます。
足の着く椅子で、姿勢を正し、顎を引いて食べることで歯の噛み合わせや、正しい舌の位置に導いてあげることが出来るのです。何気ないことですが、毎日の事なので骨格や姿勢に影響があるといわれています。

「その他の癖」

お口をぽかんと開ける→閉じる
下あごを出す癖→やめる
食事以外の姿勢が悪い→姿勢を正す
上記のような癖があると、舌の位置が下がり歯を押してしまったり、お口の周りの筋肉が正しく使われずに歯並びに影響が出ることがあります。いくら歯を矯正しても、癖があっては元に戻りやすいので、上記のような癖を取り除くことが必要となります。


このように、お口のトレーニングや正しい姿勢を習得していくと、歯並びやかみ合わせが改善することがあります。これを行っても改善しない場合や、プラスで何か矯正器具を使用したほうが良い場合は、バイオロジカルな治療と併せて、床矯正やマウスピースなどを使っていくようにします。

自分の子供の歯や顎が今どういった状態なのか、矯正したいけど、何が必要で何を取り組めばいいのか、分からないことがあったら、ぜひ歯科受診をお勧めします。

当院でも、子供のマウスピース矯正など取り扱っておりますので、お気軽にご相談下さい(^^)/

矯正歯科
この投稿をInstagramで見る

まりこ歯科クリニック 阪急三国駅前(@marikodentalclinic)がシェアした投稿

一覧に戻る

アクセスaccess

まりこ歯科クリニック        
〒532-0033 大阪府大阪市淀川区
新高3丁目6-17-2F
三国駅前クリニックモール
アクセス
診療時間※予約優先制
診療時間
休診日:木・日・祝
※受付は診療開始時間~終了15分前までとなります。

阪急三国駅から徒歩3分、
国道176号線沿い
にあり
通いやすい立地です。
1階がKOHYO阪急三国店です。