コラム・キャンペーンcolumn・campaign
Column その他
人間の歯と動物の歯には、生え変わりの回数、歯の形状、役割に違いがあります。
人間は乳歯から永久歯へ一度だけ生え変わりますが、動物によっては一生涯歯が生え続けたり、何度も生え変わるものもいます。
また、動物の歯は物をかみつぶす以外に獲物を捕まえるため、物をくわえて運ぶため、身を守るため、反対に攻撃するためなどいろいろな理由があります。
今回はそれぞれの動物の歯の特徴についてお話していこうと思います。
肉食動物(猫・ライオン・トラ・オオカミなど)
肉食動物は、獲物を捕らえ、肉を切り裂くために、鋭く尖った歯を持っています。
歯の特徴
・鋭い犬歯 獲物を引き裂くために発達していています。
・臼歯の欠如 草をすりつぶすための臼歯はなく、主に肉を食べるための構造をしています。
・歯の形状 肉をひきさくために、とげとげしている。
○猫 犬より歯が少なく、上下合わせて30本の歯があります。トラやライオンもネコ科なので同じ歯を持っています。
人間の歯と同じように歯髄、象牙質、エナメル質の三層からなっていて丈夫です。
虫歯にはなりにくいですが、歯周病になることがあります。
〇ライオン 歯の1本1本がかなり大きくできています。犬歯の発達が大きいのが特徴です。
奥歯はありますが、鋭利に尖っていて、草食や雑食動物のような、箱型に近いすり潰すための形状のものは一本もありません。前歯から奥歯に至るまで、ほぼ全てが牙状になっています。

草食動物(ウマ・ウシ・ウサギなど)
草食動物は、植物をすりつぶすために臼歯が発達しています。平たくて大きな臼歯を持っています。
歯の特徴
・大きく平らな臼歯 食べ物をすりつぶすために溝が多くあります。
・門歯の発達 門歯(前歯)が草をかみちぎるために発達しています。
・犬歯の発達は少ない
○ウシ 上あごは切歯も犬歯もなくて前臼歯と後臼歯がそれぞれ3本ずつあります。切歯がないので,歯ぐきが硬くなっています。草をすりつぶして食べると歯がすり減るので,上あごも下あごも臼歯は年とるまでのび続けます。
○ウサギ 切歯も臼歯も一生伸び続けます(常生歯)。伸び続ける歯は常生歯と呼ばれます。
1日に0.5mmくらい伸びるので,一生懸命すり減らさないととんでもないことが起きます。

雑食動物(人・サルなど)
肉食動物と草食動物の中間的な形をしていて、両方の特徴を持ち、平均的に発達しています。
切歯や犬歯は平べったく、ハサミのような働きをしていて、臼歯は食べ物をすりつぶす役割をしています。
○犬 上下合わせて42本の歯があります。歯周病にはなりやすいが、虫歯にはなりません。
歯髄、象牙質、エナメル質の三層からなっていて丈夫です。
〇サル 果物や甘いものが好きで、虫歯にも歯周病にもなります。全部で32本の歯があります。
歯を磨いたり、治療が難しいのでひどくなった時は抜歯をすることもあります。

まとめ
人と動物の歯には、いくつかの違いがあります。
人間の歯は、食べ物を切ったり砕いたりするために適した形をしていて、動物の歯は、その食性によって多様な形状や数を持ち、それぞれの生態に最適化されています。
私たち人間は、乳歯から永久歯に生え変わりますが、永久歯は一生使う歯です。
毎日のセルフケアと定期検診で、口腔内のトラブルを予防しましょう!
予防歯科