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Column

2024.09.23
赤ちゃんの歯磨き

一本でも歯が生えてきたら赤ちゃん用の歯ブラシでしっかり磨いてあげてください。赤ちゃんの歯磨きを始める時期は下の前歯が生えてくる生後6ヵ月くらいが目安です。
その前から少しずつ歯磨きに慣れてもらうように準備をしていくといいでしょう。

初めての歯磨きは慣れることが目標

まだ歯が1~2本くらいしか生えていない時期は唾液が歯の汚れを自然と洗い流してくれるので、虫歯になりにくい口内環境です。

赤ちゃんにとって、歯磨きは上から覗きこむ姿勢や普段触られることに慣れていない口の周りを触られたり、歯ブラシが口の中に入り込む慣れない体験です。

いきなり歯磨きをするとびっくりして口を開けてくれない場面もあるので、歯磨きの姿勢や口の周りに触れること、口に歯ブラシが入ってくる感触にも少しずつ慣れてもらいましょう。

生後6カ月頃~1歳3カ月頃(最初の乳歯が生えてから上下の前歯が生える頃)

最初の1本から赤ちゃん用の歯ブラシで磨いてあげるのが理想ですが、ガーゼなどで歯の表面の汚れを落とすので十分です。
赤ちゃんが眠っている間は唾液が少なく、虫歯菌が活動的になるので夜寝る前やお昼寝前は忘れずにケアしてあげましょう。

1歳3カ月頃~3歳頃(最初の奥歯が生えてからすべての奥歯が生える頃)

この頃までには親子で歯ブラシに慣れて、寝る前に1本ずつ磨けるようになりたいです。
子供用の歯ブラシ、洗剤成分や研磨粒子の入っていないジェルタイプの歯磨き剤を使って磨いてあげましょう。
この時期は自我が芽生え始め、歯ブラシを自分で持ちたがるかもしれません。
歯磨きの習慣を付けるうえでも自分でやりたい意欲は大事です。
でも、きれいには磨けないので子供用の歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシを別々に用意しましょう。

3歳頃~6歳頃(乳歯が生えそろい、永久歯が生え始める頃)
乳歯が生えそろったら、歯ブラシでの仕上げ磨きにプラスしてフロスでの歯と歯の間のお掃除もしてあげましょう。奥歯のかみ合わせの溝の部分と歯と歯の間は虫歯になりやすいです。
この時期からフロスを使う事を習慣にしてあげると、大人になっても虫歯ができにくくなります。

6歳頃~
小学生になる頃には自分でも上手に磨けるようになりますが、仕上げ磨きは小学3~4年生くらいまでは必要です。
フロスを上手に使えるようになるには小学生の高学年くらいからなので、低学年までは仕上げ磨きの際にしてあげましょう。


歯磨きのコツ

子供に合った歯ブラシを選ぶ

子供は歯ブラシをガブガブ嚙んで毛先をすぐダメにしてしまうので、歯ブラシは子供が使う物とパパ、ママが仕上げ用で使う物とは別々に2本用意しましょう。
両方ともヘッドは出来るだけ小さく、最初は歯ぐきに当たる感覚を覚えさせたいので痛くない柔らかい毛の物がおすすめです。

指で歯ぐきを守りながら歯ブラシを細かく動かす

仕上げ磨きの時に赤ちゃんを膝に寝かせ、パパやママの人差し指を子供の歯ぐきに当て、その指に添わせるように歯ブラシを優しく動かすと毛先が歯ぐきに当たらず上手に磨けます。
力を入れすぎてしまうと子供が痛みを感じ歯磨き嫌いになってしまうかもしれないので注意しましょう。

定期的な歯科検診で指導を受けましょう

大人も同様ですが、子供も3~4カ月に一度、少なくても半年に一度はかかりつけの歯科医院で歯の状態や、正しい歯磨きが出来ているか診てもらう事が大事です。

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