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Column
当院にお越しいただいた患者様に普段使っている歯ブラシを聞いたところ、約3割の方が電動歯ブラシを使用していました。
電動歯ブラシを使った方が良く磨けるのでは…?となんとなく使用し始めた方が多いようなので、今日は電動歯ブラシについて詳しくお話ししたいと思います。
歯科医院で「電動歯ブラシを使わない」「電動歯ブラシをおすすめしない」と言われたことがある方もいるのではないでしょうか?
まずはその理由について解説していきますね。
歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがある
電動歯ブラシを必要以上の力で歯に押し付けてしまったり、歯ぐきや頬粘膜に当てたりといった間違った使い方をすると、歯や口腔粘膜を痛めてしまうことがあります。間違った使い方で、歯の摩耗、歯肉退縮、知覚過敏などの症状を引き起こしてしまう危険性も。
特に、電動歯ブラシを使用する際に研磨剤入りの歯磨き粉を使ってしまうと歯の表面や根元のエナメル質が削れてしまい、知覚過敏症などの原因になりやすいです。
市販の歯磨き粉には歯の着色汚れを落としやすくするために「研磨剤(清掃剤)」や「発泡剤」が含まれているものが多く、この歯磨き粉をそのまま電動歯ブラシに使用すると刺激が強すぎて、歯を痛めてしまうため、組み合わせには注意が必要です。
実は磨き残しだらけかも…
電動歯ブラシで磨くと少しの力で歯の表面を簡単にツルツルにできるため、普通の歯ブラシよりも”綺麗に磨けた!!”と思いがちですが、歯と歯の間や歯の裏側などの細かいところに磨き残しが残っていることがあります。
電動でも手磨きでも、歯ブラシの毛先を磨きたいところに意識して当てる必要があります。いくら電動とはいえ自動で歯をきれいにしてくれるわけではありません。
また、歯と歯の間や歯の根元などの虫歯になりやすい部分は、基本的に歯ブラシだけでは100%汚れが落としきれません。歯ブラシだけでは60%の汚れしか落ちないと言われています。
デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどの補助清掃器具を併用して丁寧に清掃しなければなりません。
では電動ブラシを使う時はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
次回のブログでは、使用方法やおすすめの歯ブラシの選び方をお話しします(^^♪
当院では予防歯科にも力をいれております。
今使用している歯ブラシでわからないことがあれば、気軽にお声がけくださいね☺
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