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Column その他 虫歯治療

2026.03.23
歯科の麻酔について

歯科治療において、患者さんの痛みを軽減するために麻酔は大切なものです。
麻酔は適切に使用すれば安全なお薬といわれ、治療の痛みを軽減してスムーズに治療を進めていくために必要です。
今回は安心して治療を受けられるよう歯科医院で使う麻酔の種類や副作用の有無について詳しく説明します。ぜひ参考にしてください。
歯科医院で使われる局所麻酔は表面麻酔、湿潤麻酔、伝達麻酔の3種類に分けられます。

麻酔薬の種類と歯科における浸潤麻酔の基本

歯科治療で最もよく使用される麻酔方法は「浸潤麻酔」です。
浸潤麻酔は、治療する歯の周囲の歯肉に麻酔薬を注射して、神経に直接作用させる方法です。歯科で最もよく用いられる麻酔です。
歯ぐきに注射針を刺す時のチクッとした痛みや麻酔薬を染み込ませ始めるときに圧迫を感じたり、つねられたような不快な感覚は起こります。


主な成分
・麻酔薬成分(リドカインなど)
・血管収縮薬(アドレナリンなど)
・防腐剤
・㏗剤 など
浸潤麻酔の効果は通常2~3時間持続します。むし歯の治療や歯の根の治療、抜歯など幅広い治療に使用されます。
血管収縮薬が入っていない麻酔薬もあります。(スキャンドネスト)
→血圧を上げたり、心拍数を上げて動悸を引き起こしたりする陽性変力作用はありません。
防腐剤が入っていないので、アレルギー体質の方はこちらを使用することもあります。
通常の麻酔薬と比べて効き始めの時間が遅く、持続時間が短くなっています。

表面麻酔の種類と特徴

表面麻酔は歯科治療において局所麻酔の一種で、主に粘膜の表面に作用します。
注射針を刺す際の痛みを軽減することができます。
ジェルタイプやスプレータイプのものがあります。
種類
・ジンジカインゲル バナナ味で知られる表面麻酔薬
・ビーゾカイン歯科用ゼリー ゼリー状の表面麻酔薬 など

伝達麻酔の特徴

伝達麻酔は、特に下顎の奥歯の治療に使用される麻酔方法で、「下顎孔伝達麻酔」とも呼ばれます。
これは、神経の分岐点(下歯槽神経)に直接麻酔薬を届けることで、広範囲にわたり感覚を遮断する方法です。
麻酔の範囲が広いため、舌や唇のしびれが一時期的に続くことがあります。


麻酔薬の分類

歯科で使用される局所麻酔薬は、含まれる成分によりエステル型とアミド型の2つに分類されます。
エステル型
血液や組織中の酵素で分解されるため体内に残りにくい(プロカイン、テトラカインなど)
アミド型
アレルギー反応が少なく、効果が高い(リドカイン、ジブカインなど)

歯科治療では、効果が高く副作用の少ないアミド型の「リドカイン」が全体の約9割を占めており、最も一般的に使用されています。

麻酔薬の副作用と対処法

局所麻酔の主な成分して、リドカイン塩酸塩とアドレナリンという2つの有効成分から構成されています。リドカイン塩酸塩は神経の興奮を抑制して痛みを感じにくくする働きがあり、アドレナリンは血管を収縮させることで麻酔効果を長持ちさせる役割を担っています。
このアドレナリンには血管収縮作用だけでなく、心拍数を上昇させる作用もあるため、様々な副作用を引き起こす可能性があります。具体的には、アドレナリンの作用により交感神経が刺激され、心拍数の増加や血圧上昇などの生理的反応が起こります。
主な症状
動悸 アドレナリンの作用により心拍数が上昇し、胸がドキドキする感覚になることがあります。
通常は麻酔後10〜15分程度で落ち着くことが多いですが、持続する場合は注意が必要です。
・頭痛 アドレナリンによる血圧上昇が原因で頭痛が生じることがあります。
また、長時間口を開けていたことによる顎関節の痛みが関連痛として現れている場合もあります。
・手足の震え 脳貧血の症状として手足の震えが現れることがあります。
この場合は、診療台を水平にして頭部をやや低くすることで症状が改善することが多いです。
・吐き気 緊張状態や麻酔注射時の痛みによって脳貧血を起こし、それに伴う症状として悪心や吐き気が現れることがあります。また、アドレナリンによる血圧変動も原因となります。
・アレルギー反応 稀ではありますが、麻酔薬の成分に対するアレルギー反応が起こる場合があります。軽度の皮膚症状から、重篤なアナフィラキシーショックまで様々なレベルの反応があります。

これらの症状は麻酔薬の直接的な作用だけではなく、治療に対する不安や緊張、その日の体調なども影響することがあります。

対処法
軽度の場合
・頭痛や動機 多くの場合5〜10分程度の休息で症状は改善します。
・吐き気 体を水平にし、頭部をやや低くします。深呼吸をしてリラックスするようにします。
・手足の震え 手足を温めて様子をみますが、症状が強い場合は、治療の延期を検討します。

中程度から重度の場合
持続する動悸や著しい血圧上昇がある場合は治療を中断して、必要に応じて医科への紹介を検討します。
アナフィラキシーショック(呼吸困難、血圧低下、意識障害などの症状)を起こしている場合は、すぐに治療を中断して、医科を受診していただきます。救急車を要請することもあります。

持病があったり、お薬を服用されている方や妊婦の方は麻酔薬の種類を変えるまたはできない場合もありますので、事前にお伝え下さい。

麻酔後の注意点

・麻酔が切れるまで食事は控える
浸潤麻酔は1~3時間、伝達麻酔においては3~6時間くらい効いています。麻酔注射をした後には口や唇をかんでしまうこともありますので、食事は麻酔が完全に切れてからとるようにします。
熱い物はやけどしてしまうことがあるので、注意しましょう。
・なるべく触らない
気になって触りすぎてしまうと、口内炎になることがあります。
・アルコールは控える 
麻酔の前後にアルコールを摂取すると血流がよくなり、出血しやすくなるので治療前後は控えていただくことが推奨されています。

麻酔が切れた後痛みがある時は、痛み止めを服用して下さい。
それでも痛みが引かない時は、ご連絡下さい。
とくに小さなお子様は、麻酔の感覚が気持ち悪くて触ってしまったり頬っぺたを噛んでしまったりしやすいので、切れるまで注意して下さい。


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