乳歯は全部で20本あり、大体2歳半～3歳頃までには生え揃います。
まれに先天性欠如（生まれつき歯の数が少ない）、癒合歯（乳歯同士がくっ付いてしまっている）がある場合は20本生えてこない事もあります。

5～6歳頃になると乳歯が抜けて歯の生え変わりが始まり、12歳頃には永久歯に生え変わります。

乳歯の生え変わる順番

まず、下の前歯の2本から生え始め、次に上の前歯2本、奥歯が生えてきます。
これらの生え方にも個人差があるので順番が違うからといって焦らなくても大丈夫です。
乳歯が抜けてから半年くらいで永久歯が生えてきますが、もし永久歯が生えてこない場合は、歯科医院でレントゲンを撮ってもらいましょう。

第一大臼歯（6歳臼歯）

5～6歳頃に奥歯に新たな永久歯の第一大臼歯が生えてきます。
この第一大臼歯は歯の溝が複雑で、生えてきたばかりの頃は他の歯に比べて背が低い時期があるので、汚れが残りやすく生えている途中でむし歯になってしまう事もあります。

虫歯になる前にあらかじめ奥歯の溝を埋めるシーラントという予防処置があります。歯を削らずにフッ素が含まれているプラスチック樹脂で奥歯の溝を塞ぎます。
半永久的なもので、大人になるにつれて外れてしまう事があります。
そのままでも問題ない場合もありますし、プラークが溜まりやすい形態であれば再度シーラントをします。

虫歯などのトラブルを防ぐ為に定期的に歯科検診を受ける事はとても大事です。
痛みがなくてもご自宅でのセルフケアに加えて、子供のうちから定期的な歯科検診を受け、フッ素塗布などをして生えたばかりの永久歯を守りましょう。

小児歯科

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