コラム・キャンペーンcolumn・campaign
Column
最初は歯が生えていない赤ちゃんも、生後4~8カ月頃に下の前歯から順番に歯が生えてきます。しかし乳歯のケアの方法があまりわからなかったり、放置してしまい気が付いたら穴が開いて虫歯になっていた…なんてことがあるかもしれません。
子どもの乳歯の発達や管理には、今後生えてくる永久歯に影響があるだけでなく、大人になったときの健康な歯を保つことにも関わってきます。
乳歯が虫歯になったときの対処法、乳歯と永久歯の関係性、乳歯が虫歯にならないための予防策についてご紹介していきますね。
虫歯にならないために出来ること
- だらだら食べに気を付ける
- 砂糖を多く含んでいる食べ物に気を付ける
- 歯医者でフッ素塗布を受ける
- 歯科医院で歯磨きの方法を学ぶ
- 自宅でもフッ素配合の歯磨きジェルなどを使用する
食べ物について
時間を決めずに、常におやつを食べ続ける だらだら食べ は、虫歯になる可能性があるので注意が必要です。だらだら食べは、口の中にいる虫歯菌が酸を作り出し歯を溶かしてしまうため、虫歯になるリスクを高めます。
乳歯の歯質はもろく3歳くらいまでは歯の石灰化が途中段階にあるため、お口に残っている糖分などの影響を受けやすく虫歯にかかりやすい状態です。
おやつを食べる事をやめるのではなく、決まった時間(なるべく30分以内の短時間が望ましい)で食べるようにしましょう。おやつを食べる時間の長さを調整することで、虫歯をぐっと減らすことに繋がります。
また、水分補給でお茶や水ではなくジュースをこまめに摂ることも同じように危険です。ヤクルトなどの乳酸菌飲料や、ポカリスエットなどの飲み物も砂糖が多く含まれています。
おやつの時間以外は、砂糖が入っていない飲み物で水分補給をするようにしましょう。
歯科医院で出来ること
乳歯が生え始めたら、歯磨き習慣は欠かせません。はじめての子どもの場合は、いつから歯を磨けばいいのか、フッ素塗布は何歳から出来るのか、歯磨きの方法や、虫歯にならないためにどうするべきなのか、わからないことがたくさんありますよね。
- 歯磨きはいつから?
歯が生え始める前の段階で、ゴム製の歯ブラシやガーゼなどで口の中に異物を入れる練習をしておくと、歯が生え始めてからの導入がスムーズです。
小さいうちに食べ物を食べたら歯を磨くという習慣をつけましょう。 - フッ素塗布は何歳から?
歯が一本でも生えていれば、フッ素塗布を行うことが出来ます。歯が生えてくると離乳食も始まり、ミルクだけではなく色々なものを口にするようになります。歯科医院でフッ素塗布を定期的に行うことによって、虫歯予防はもちろん歯科医院の雰囲気や歯科医師・歯科衛生士に口の中を触られることに慣れていきます。慣れている子供は万が一今後虫歯になってしまったときに嫌がらずに治療することが可能です。
※年齢によって使用できるフッ素の濃度が異なるため、詳しくは歯科医院でお尋ねください - 仕上げ磨きの方法は?
色々な方法がありますが、仕上げ磨きには仕上げ磨き用の歯ブラシを使うとより効果的です。タフトブラシやデンタルフロスで仕上げ磨きを行い、子供が磨けていないところや磨きにくいところを重点的に磨きましょう。
お住いの地域で行われている歯科検診や、歯科医院に通い相談すると、正しい歯磨きのやり方をレクチャーしてくれたり、アフターケアのアドバイスを教えてもらえるので不安や疑問を解消できます。ママやパパも子どもの歯磨きの方法を知っておくことで、虫歯を予防でき歯科医院に通う回数も減らすことができるので、正しい歯磨きを学びましょう。
小児歯科