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Column
もうすぐバレンタインですね。バレンタインギフトといえばやはりチョコレートが王道です。
友達や恋人にチョコレートをあげたり貰ったりするので、普段甘いものをあまり食べない方も口にする機会が増えるのではないでしょうか?
チョコレート=虫歯になりやすい というイメージがありますが、実際はどんなお菓子が虫歯になりやすいのでしょうか?
危険度 ★★★
- キャラメル
- ソフトキャンディー(ハイチュウなど)
- アメ
一番虫歯になりやすいお菓子は、砂糖を多く含んで、かつ口の中に長時間あるものです。
このようなお菓子を頻繁に食べる習慣がある人は、前歯や奥歯が全体的に白っぽくなり脱灰という状態になります。脱灰=初期の虫歯(初期う蝕)です。この状態で放置すると白色→黄色→茶色→黒色と色が変化しながら虫歯がどんどん進行してしまいます。初期う蝕の段階であれば、歯科医院でフッ素塗布や定期検診を受けることで進行を止めることが出来る可能性もあります。
危険度 ★★
- チョコレート
- クッキー
- ウエハース
- ポテトチップス
その次に虫歯になりやすいお菓子は、お口の中全体に長時間留まるわけではないが、歯の溝に留まる時間が長くなるものです。
このようなお菓子は奥歯で噛み砕いて食べます。なので歯の表面というより奥歯の溝にお菓子の食べかすが長時間留まってしまい、歯の内部で深く広がってしまいます。
危険度 ★
- アイスクリーム
- ゼリー
- プリン
- ヨーグルト
- バナナやリンゴなどの果物
これらの食べ物は砂糖が含まれていますが、粘着性が少ないため比較的虫歯になりにくいといえます。しかし粘着性が少ないとはいえ歯の表面や歯の溝に食べかすが入ってしまうことは良くないため、食べたらしっかり歯磨きをしなければいけません。
虫歯の予防にはキシリトール
キシリトールには、「むし歯の発生や進行を防ぐ」という、他の糖アルコールにはない特徴的な効果があります。キシリトールをガムやタブレットの形で一定期間以上口の中に入れると、むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を固くします。
さらに、キシリトールには、むし歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きも持っています。ミュータンス菌はキシリトールを分解することができないため、酸を作り出すことができません。
そして、ミュータンス菌はキシリトールをどんどん取り込むので、糖代謝が阻害され、ミュータンス菌の働きが弱くなります。
そのため、長期的にキシリトールを取り込んでいるとミュータンス菌の繁殖力が弱まり、虫歯のできにくい口腔内の状態になると言われています。
このような働きは、他の甘味料には見られない、キシリトールだけの効果です。
予防歯科