保険診療

マタニティ歯科

対象:妊活中、妊娠中、授乳中のお母さん

症状

  • 歯茎が腫れている、出血している、痛い
  • 口臭が気になる
  • 虫歯ができた
  • 口の中がねばつく
  • 歯磨きできない
  • 歯茎にできものができている

当院のこだわり

①治療内容に配慮

妊娠中は処置内容に制限がかかる場合があります。
体調をみながら無理ないように治療を進めていきます。

②通院しやすい環境

キッズルーム、駐車場、スロープ、エレベーター、完全個室もあります。
お仕事や育児をしながらでも通いやすいように平日夜19時まで、土曜日も診療してます。
混雑回避されたい場合は比較的空いている平日昼間にご予約をお取りください。
完全個室は広めにしてますのでご家族で同伴も可能です。

③子どもが虫歯にならないために

大人の唾液を介して虫歯の菌をうつしてしまうので一緒に生活する大人は治療しておくのが大切です。
出産後はまとまった治療の時間がとれないことが多いので安定期にできる治療はすすめましょう。

④他科との連携がスムーズ

当院は内科、婦人科、皮膚科、整形外科、眼科、小児科が同じ階にあります。
他科との連携がスムーズに行えます。

妊娠中の生活の変化

  • ・つわりで歯磨きができない、吐いてしまう
  • ・食生活が変化する(酸っぱいものを好んで食べる、食べ物を口にする回数が増える)
  • ・唾液が減る

〇起こりやすい口のトラブル

・妊娠性歯肉炎

妊娠によるホルモンバランスの変化により歯肉炎を起こしやすくなります。
油断すると出産後に本格的な歯周病になる場合もあるので注意が必要です。

・虫歯

つわりでお口の中が酸性になることや、歯磨きができないことで虫歯のリスクが高くなります。

・妊娠性エプーリス

女性ホルモンの増加によって歯茎が腫れてできる良性の腫瘍です。触ると痛みや出血があります。
出産後、自然に治る場合が多いです。

・出産トラブル(早産・低体重児出産)

歯周病になると分泌される炎症物質が支給の収縮を誘発することよって、早産や低体重児に出産につながることがあります。

妊婦さんの歯科治療での配慮

レントゲン撮影

ほとんど心配しなくても大丈夫ですが、撮影の延期や必要な場合には防護エプロンの着用をすすめています 。

麻酔の使用

体調を考慮し、慎重に対応します。

薬物の使用

安全に使用できる薬剤を選択します。必要な場合は産婦人科医、薬剤師にも相談します。

治療の姿勢

お腹が大きくなると仰向けで長時間横になるのがつらい場合があります。その際は体勢を変えますのでお申し出ください。

日常からできるケアのご紹介

つわりのときの歯磨き

・体調の良い時間に磨く
一日のうちで体調の良い時間に歯磨きを行いましょう。

・お風呂につかりながら、TVをみながらなどリラックスしているときに磨いてください。

歯ブラシの種類

ヘッドの小さい歯ブラシをおすすめします。

磨くときに気を付けること

下を向いて前かがみの姿勢で磨きましょう。
奥から前へ書き出すようにしてください。
歯ブラシは上あごの奥のほうや舌や喉の奥のほうにに当たらないように気をつけてください。
歯磨き粉の匂いや味が気になるときは使用せず歯ブラシで磨くだけでも大丈夫です。

歯磨きが難しい場合

キシリトールのガムやタブレットを使用したり、洗口剤や水でブクブクうがいをしましょう。

妊娠出産をこれからお考えの方は先に虫歯の治療や親知らずの抜歯を考えていただくことをおすすめします。
妊娠中はお口のトラブルが発生することが多いです。
またお口の状態によっては出産トラブル(早産・低体重児出産)を引き起こす場合もあります。
妊婦の心身の安定や出産後のお子さんの歯の健康のために健康のために妊娠中の健診を行っております。
お身体でご不安なことは何でもお気軽にご相談ください。
妊活中、妊娠中、授乳中など必ずお申し出ください。

よくあるご質問FAQ

マタニティ歯科

Q妊娠期の歯の治療は可能でしょうか?

A一般的には、安定期歯の治療は通常通り可能です。
その他の時期でも、お母さんの体の状態や治療内容によっては可能です。
レントゲン撮影や麻酔、お薬の処方はご相談ください。

Q虫歯は赤ちゃんにうつりますか?

A保護者の唾液を介して虫歯菌が赤ちゃんに感染することがあるといわれています。
赤ちゃんのためにも食事を共にする保護者のお口の健康が大切です。

Q授乳中でも治療は受けられますか?

Aお薬の中に避けた方がよいものがあるため、診療前に授乳中であることを申しつけください。

Qレントゲンは大丈夫ですか?

Aレントゲンは、デジタルのレントゲンを採用していますので、放射線量は自然放射線量と比較しても微量ですので安心して下さい。
治療で必要ある場合は撮影する場合があります。

Q妊娠中に赤ちゃんの歯を丈夫にするには何を食べればいいのでしょうか?

A歯の栄養には、カルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることが大切です。
カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし)とリン(米、牛肉、豚肉、卵)は、歯の石灰化(成熟して固くなること)のための材料に、タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎となり、ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん)は、歯の表面のエナメル質の土台となり、ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)は、もう一層下の象牙質の土台となり、ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)はカルシウムの代謝や石灰化の調節役となります。
なお、現在の厚生労働省の食事摂取基準では、妊娠中はカルシウムの吸収率が高まることから、妊娠中に必要なカルシウムの1日の所要量は成人女性と同じ600~700mgです。

Q私は、むし歯が多いです。赤ちゃんもむし歯になりやすいですか?

Aむし歯になりやすい歯並びや、歯の質、唾液の性質など、遺伝的なものも確かにあります。
それよりも、赤ちゃんが育つ環境に左右されることが多いものです。
家庭での食事や飲み物の与え方、歯みがきなどの生活習慣が赤ちゃんのむし歯をつくります。
またむし歯菌は保護者から赤ちゃんに伝播することが多いですので、妊娠中に保護者の食生活の習慣の見直しを行い、赤ちゃんが生まれてから困らないようにしましょう。
また、妊娠中の歯周病も胎児への影響が報告されています。
妊娠中でも歯科受診は可能ですので、安定期に歯科にて妊婦歯科健診を受け、むし歯や歯周病などがあれば早めに治療しておくことをおすすめします。

Qつわりがひどくて歯みがきができません。どうしたらいいでしょう。

A食後ではなく、気分が落ち着いた時に歯みがきをしてみてください。
また、口の奥に歯ブラシをいれると苦しい場合は、小さな歯ブラシを使用すると楽になります。
それでもつらい時は、洗口液の使用も検討してください。
つわりで吐き戻しがあった場合は、お口の中が胃液などで酸性に傾いています。
うがいをするだけでも違います。
レモンやオレンジなど酸性のものを好んで食べるようになった方もうがいはおすすめです。

Q生まれてきた赤ちゃんが口の中の問題で悩まないように、今できることはなんですか?

Aお母さんを含めた家族全員が、歯・口の健康に注意をはらい、お口の中をきれいに保つようにすることで、生まれてきた赤ちゃんもその一員に加わることができるでしょう。食べ物のだらだら食いをなくし、食後の歯ブラシの習慣も身につけて、規則正しい生活を送ることが大切です。あわせて、家族それぞれにあった歯ブラシの仕方をかかりつけ歯科医から学んで、新しい家族のためのお口の環境つくりをしておきましょう。

Q歯科でのエックス線撮影により、胎児への影響はありますか?

A日本で1年間に浴びる自然放射線量はおよそ1.4mSvであり、歯科治療で行われるデンタルエックス線撮影150枚に匹敵します。
また、防護エプロンの着用により被ばく量を軽減でき、かつ歯科用のエックス線撮影は腹部からも離れており、胎児にはほとんど影響がありません。
したがって、診断治療のために必要に応じてエックス線撮影を行っても問題ないと思われますが、撮影は必要最低限にとどめるべきです。

Q妊産婦の歯科治療時の局所麻酔は使わないほうがよいですか?

A2%リン酸リドカイン製剤(歯科用キシロカイン、オーラ注)を通常量使用した場合、胎児や母乳への影響はほとんどないと報告されています。
麻酔無しでは痛みを伴う治療の場合、痛みによるストレスを考えると、安定期(16週以降)の場合は局所麻酔を使用した方がよいでしょう。
また麻酔の痛みを極力減らすため、表面麻酔や細い注射針、やさしく緊張を和らげるような対応も大切なことです。

Q妊産婦に対して、鎮痛剤や抗菌剤を処方しても問題ないですか?

A妊娠初期は胎児の器官や臓器の形成期であるため、薬は使用は避けています。
しかし、薬を使用しないことで母体に悪影響があると考えられる場合には、胎児への影響の少ない薬剤を必要最小限投与します。
なお、授乳中の鎮痛剤や抗菌剤の使用については、母乳中に薬の成分が移行する量はわずかであるため授乳をやめる必要はないでしょう。
ただし、心配な場合は麻酔のあと2時間くらいは授乳を避けて下さい。

Q妊娠中に歯科治療を行ってもよいでしょうか?

A安定期(16~27週)であれば簡単な手術や処置は可能です。
治療せずに感染や疼痛をそのままにしておくほうが、妊婦に与える影響は大きいと考えられます。
なお、妊娠前期は奇形を発生させる可能性があるので、応急処置のみにしましょう。
また妊娠後期(28週~)では、急激に血圧が低下する仰臥位性低血圧症候群を引き起こすことがあるので体調に合わせ、緊急性がない場合は無理せず産後に行うことも考えましょう。

Q妊娠すると歯周病になりやすいのでしょうか?

A妊娠中期から後期(妊娠16週以降)になると、女性ホルモンの増加に伴い、歯ぐきの出血や発赤、腫脹が起きやすくなります(妊娠性歯肉炎)。
出産とともに元に戻りますが、しっかりとしたプラークコントロールで炎症を最小限におさえることができます。

Q妊娠中は歯周病の治療はしなくてもいいですか?

A歯周病にかかっている妊婦は早産(妊娠22~36週での出産)や低体重児出産(出生時体重が2,500g未満)のリスクが高くなることがわかってきました。早産や低体重児出産は、新生児死亡につながる可能性が高いこと、脳性麻痺、知的障害、てんかん等の重い障害を負うことが多いこと、長期の入院から親子の愛情障害が発生し児童虐待のリスクがあること、高血圧や糖尿病等の生活習慣病になりやすいこと、さらにはNICU等における長期間の高度医療を必要とすることなどが挙げられます。
妊娠したら歯科健診を受診し、適切な治療、指導を受けましょう。

アクセスaccess

まりこ歯科クリニック        
〒532-0033 大阪府大阪市淀川区
新高3丁目6-17-2F
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アクセス
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診療時間
休診日:木・日・祝
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国道176号線沿い
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