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2025.01.27
失った歯を入れ歯で補う

虫歯や歯周病などで失われた歯を補う治療方法は、入れ歯ブリッジインプラントの3種類があります。そして健康保険適用と保険適用外(自費診療)があり、患者さまがどの治療方法を選択するかによって、費用や期間が変わります。
保険適用で失ってしまった歯を補う一般的な方法には、入れ歯と残っている歯を利用して固定するブリッジと呼ばれる方法があります。今日は失ってしまった歯を入れ歯で補う方法と上手に付き合う方法をご説明します。
入れ歯とは、歯の無いところを補う、取り外しタイプの人工物です。入れ歯は大きく分けて、総入れ歯と部分入れ歯に分けられます。入れ歯自体は慣れてしまえば、違和感も無くなり、咬む力を補って、見た目の改善や発音を助けてくれます。

入れ歯を入れる目的

入れ歯を入れる目的は、失われた機能の回復と口の中を安定した状態に保つことにあります。
歯が無くなると咬みにくくなりますが、特に奥歯を何本か失うと、かなり咬む力が落ちます。その結果、食べ物を細かくできないまま胃に送ることになり、胃腸などの内臓に負担をかけることになります。入れ歯は咬む力を補い、食べ物をうまく消化できるように助ける役割があります。また、前歯が無くなると見た目が悪くなると共に、上手に発音ができなくなります。入れ歯は見た目の改善や、発音を助ける役割も、になっているのです。

メリット

取り外しができる
入れ歯の最大の利点は、取り外しができることです。そのため、将来的な口腔内の環境の変化に合わせて対応が可能です。
手術を必要としない
インプラントと比較した場合、これが大きな利点として挙げられると思います。
高齢者の場合、全身疾患を抱える可能性が高くなり、手術ができない患者さんも多くなります。
費用が安い
入れ歯の場合は、保険外診療でも、インプラントに比べると安価で済みます。現在のインプラント1本の値段は、平均40~50万円ですから、複数本埋入すると経済的な負担は相当大きいものとなってしまいます。
掃除が簡単
入れ歯は取り外せるため、簡単にお手入れすることが可能です。
治療期間が短い
完成までに個人差はありますが、1カ月ほどで完成します。(※患者さまの口腔内の状態により変動します。)

デメリット

・慣れるまで異物感がある
入れ歯は、人工物になりますので、慣れるまで時間がかかる時があります。また、現在使用している入れ歯から新しい入れ歯を正しい咬み合わせの位置で製作しても、初めから違和感無く使用するのは難しい場合があります。
・見た目が悪い
部分入れ歯の場合、保険診療だと金属(バネ)を自分の歯にかけなくてはなりませんので、ケースによっては見た目が悪くなることがあります。
・歯に負担がかかる
部分入れ歯の場合、金属(バネ)を自分の歯にかけなくてはなりませんので、その歯に負担がかかります。不適切な設計の部分入れ歯は入れることによって、バネをかけた歯に負担がかかり、歯を失う原因を増やすことになりますが、適切に設計されたものであれば、そのような危険性は激減します。

入れ歯の種類

レジン床義歯(保険適用です)
¥3,000~¥15,000円(3割負担)で作ることができます。 ※本数、構造によって費用が変わります。

プラスチックの樹脂と簡単な針金を使っているため、たわみやすく、咬んだときに歯に負担がかかりやすいなど、あまり望ましい構造ではありません。
また、強度不足を補うために、入れ歯は大きく厚くなります。しかし痛い、咬めない、不適合な入れ歯というわけではありません。

金属床義歯(保険適用外です)
¥275,000

義歯の骨格を金属で作っているため、たわみがなく、耐久性に優れているため、快適な状態で長くお使い頂ける入れ歯です。強度がプラスチックに比べて優れており厚さを薄くできるため違和感が少なく、舌触りも良好です。また発音機能にも良い影響を与えたり、熱感に優れ、味覚に満足感を得られやすいです。

ノンクラスプデンチャー(保険適用外です)
¥165,000~¥220,000 ※本数によって金額が異なります。

部分入れ歯を支える為に他の歯に固定する留め具(クラスプ)いわゆるバネが無い入れ歯です。バネの部分がないと、何より見た目が良いです。周りの自分の歯や歯茎となじむため、他の人からも気づかれにくいでしょう。また金属アレルギーのある方でも使用することができます。

入れ歯が完成したらそれでおしまい、ではなくアフターケアも大切です。普段のお手入れは、流水を当てながら、歯ブラシで優しく汚れを落とします。寝るときは入れ歯を外して、入れ歯洗浄剤を入れた専用ケースに漬けておきましょう。また、作製した歯科医院での定期的な検診も大切です。せっかく作った入れ歯が少しでも長持ちするよう、こうしたアフターケアもしっかり行っていきたいですね。

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