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先日、親知らずを抜くメリットについてお話させていただきましたが、本日は親知らずを抜くときの費用についてお話ししていきます!親知らずの抜歯は、簡単に処置できるものから特殊な生え方をしている難しいケースまでさまざまですが、基本的には健康保険が適用されます。親知らずの生え方は人それぞれで、真横に生えていたり、斜めに生えていたりして処置が異なるため、抜歯にかかる費用は少しずつ違ってきます。
抜歯が保険診療の場合の費用
健康保険が適用された場合、親知らずの抜歯にかかる処置代そのものは、おおよそ2000~5000円になります。
抜歯費用に幅があるのは、簡単に抜ける親知らずから、歯のなかの骨を削り取り、親知らずを分割しなければ抜歯できないケースまでさまざまなためです。
歯医者さんでは「生えている方向」や「どれくらい骨のなかに埋まっている親知らずであるか」「骨を削る必要はあるか」などを考慮し、治療の方向性とかかる費用を決めます。
親知らずの抜歯が自由診療となる場合の費用
・歯科用CTを用いた詳しい診査が必要となった場合
難しい親知らずの抜歯では、歯を3次元的にとらえることができる“歯科用CT”での細かい検査が必要になるケースがあります。基本的に歯科用CTでの撮影は自由診療となります。
しかし、下の歯を抜くときや親知らずの抜歯については、歯科用CTでの撮影に保険が適用されることもあります。保険診療の場合、処置代に加えおおよそ3000~4000円ほどかかります。
・親知らずをほかの奥歯に移植するケース
親知らず以外の奥歯が、虫歯や外傷で抜歯せざるを得なくなった場合に、親知らずを移植できることがあります。
移植した歯はメンテナンス次第で5~10年ほど使用できます。
親知らずをほかの歯に移植する前提とした抜歯は自由診療となる場合が多く、費用には幅があり2万~5万円前後かかります。
また、親知らずの抜歯に不安が大きい方には、「静脈内鎮静法」が選択肢に入りますが、こちらも保険は適用されません。この方法では血管内に麻酔薬を打つため痛みを感じにくく、リラックスして治療を行えます。費用は6,000円~30,000円程度です。
親知らず以外の抜歯費用
親知らず以外の虫歯治療で抜歯せざるを得なくなった場合、生えている場所や状態によって費用が変わり、おおよそ1000円~2万円前後かかることが多いです。
例えば、矯正治療では悪い歯並びをきれいにするために、あえて歯並びの隙間を作らなければいけない場合があります。
そのために抜歯をすることがありますが、矯正治療に関する抜歯は保険適用外となります。
自費診療になる場合は医療機関によって金額が異なります。
歯科用CTを用いた診査は一般の歯科医院でも行うことがありますが、移植するケースや静脈内鎮静法は主に大学医療機関で行うことが多いです。
また、生えている方向や骨に埋まっている程度によっては、大学病院や総合病院にご紹介させていただく場合もあります。