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Column
虫歯でも歯周病でもないのに、歯ぐきが腫れる…
奥歯に物が詰まって臭いが気になる…
季節の変わり目や疲れが溜まっている時に、なんだか違和感がある…
こんな症状でお悩みの方が多くいらっしゃいます。
この症状は「親知らず」と呼ばれる歯が原因の事が多いです。
実際、歯医者さんでレントゲンを撮ってみて、自分に親知らずがある事を始めて知った方も多いのではないでしょうか。
そもそも親知らずとは
正式名称は「智歯」または「第三大臼歯」といい、一番奥に生えてくる永久歯(大人の歯)の事です。
先天的に生えない人や、存在はするけれど、骨の中に眠っていることも多く、大体30歳くらいから頭だけ出てくる人や、横に向いて生えているので、一生出てこない人もいます。
親知らずが生えていると、抜くことを勧められることが多いと思いますが、そもそも抜いたほうがいいのか?なぜ抜くことを勧められるのか、疑問ですよね。
親知らずは、生え方によっては、清掃がしにくいため、虫歯になったり、炎症を起こすリスクが高いので放っておいてもあまりメリットがありません。
このような理由から、症状がある場合には抜歯するのが一般的です。
腫れている場合や、痛みのある場合には、先にお薬で炎症を抑えてから処置する場合が多いです。
抜いた後が不安!!
親知らずは抜いた後、とても腫れるイメージですよね。
腫れや痛みが不安で、抜いたほうがいいのは分かっているけれど、躊躇している方も多いのではないでしょうか。
これについては個人差があり、「ここを抜いた後は、こうなります。」と言い切るのは難しいのですが、比較的、下の親知らずを抜いた後の方が腫れやすいです。
その理由は、下の歯は顎の骨の中を通っている太い神経に近いので、痺れが出たりすることもあります。このような理由で、上の親知らずを抜いた後よりも、腫れやすいといわれています。
しかし、上の歯も上顎洞と呼ばれる、鼻の穴に繋がっている空洞に歯の根っこがつながっていることもあり、そのような場合には注意点がいくつかあります。
上の歯、下の歯、どちらを抜くにしても、しっかり専門の医療機関で検査して、状態や治療方法、術後の予想など、しっかりと理解して納得したうえで、抜くことをお勧めします。
抜いた後は・・・
- 親知らずを無事に抜いた後は、いくつか生活上の注意点があります。
- 2~3日はつばに混じって血が出ることがあります。量が多いようでしたら、ガーゼを重ねて小さく折り、患部に当てて強く噛んでください。(30分程度)
- 当日は、お酒・運動・入浴は避け、シャワー程度にしてください。
- 当日は舌で患部を触ったり、過度のうがいをしないようにしてください。
- 歯磨きは、感染予防のため、通常通り行ってください。ただし、患部周辺は避けておくか、軽く当てる程度にしておいてください。
- 麻酔が切れるまで、飲食はお控えください。(2~3時間程度)
- タバコや刺激物は、傷口の治癒を遅らせるため、控えてください。
- お薬は必ず指示通りに服用してください。蕁麻疹等、その他の症状が出た際は、服用を中止して、かかりつけの医院まで連絡してください。
- 患部周辺が当日から翌日にかけて腫れることがあります。(術後2~3日がピークと言われています)急激に冷やさないようにして、もし冷やすときは、頬の上から濡らしたタオルをあてる程度に下ください。
- 抜歯後、数日がけいかしても、重苦しい痛みや、膿、口臭などの症状が現れた場合、抜歯後感染が疑われます。その際はかかりつけの医院にご相談ください。
腫れが治まって、穴が塞がるまで、とても清掃しにくい状態となっていますので、かかりつけの歯医者さんで正しいお手入れの仕方を聞いてみてくださいね。
当院では、抜歯などの外科処置も行っておりますので、気になる事や不安なことなど、お気軽にご相談ください(^^♪
親知らず
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