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Column
虫歯や歯周病の治療だけではなく、歯のお掃除・クリーニング・定期検診をご希望される方も多く来院していただいています。
歯のお掃除ではスケーリング(SC=Scaling 歯石除去)という歯石取りをメインに行うことが多く、スケーリングで歯の汚れを落としてから歯面の研磨(PMTC=Professional mechanical tooth cleaning 専門的機械的歯面清掃)を行います。
歯の汚れがついていると治療を円滑に進めることが出来ないため、検診時だけではなく、治療前後や治療毎に行うこともあります。
今日はそのなかの スケーリング についてご紹介します。
スケーリングとは
歯の表面に形成された歯石を除去する処置です。
歯石とはプラーク(歯垢)と呼ばれる磨き残しが硬くなった物質で、唾液の成分であるカルシウムやリンが、歯垢に付着して石灰化すると言われています。
石のように固まっているため、歯ブラシによるブラッシングでは落とすことが困難です。
そのためスケーラーという器具を使って歯面についている歯石を除去します。
当院では3種類のスケーラーを使用しております。
超音波スケーラー
超音波振動を利用して歯の表面に付着した歯石やバイオフィルムを粉砕、洗浄する器械です。
歯周ポケット内にある歯石や、分厚く硬い歯石でも超音波スケーラによって綺麗に除去することができます。
本体とチップ(先の銀色の部分)が取り外せる仕様になっているため、患者様ごとに清潔なチップに交換してスケーリングを行います。
エアースケーラー
こちらは名前の通り空気圧で歯の汚れを振動させて除去する器械です。
超音波スケーラーよりも少しパワーが劣るため、多量の歯石や強固な歯石除去には不向きです。
しかしその反面、超音波スケーラーのような電磁波を生じることがないため、心臓ペースメーカーの方にも安全に使用することができます。
この器械も患者様ごとにチップの交換が可能ですので、安心して施術を受けていただけます。
ハンドスケーラー
器械ではなく手用のスケーラーで、超音波・エアースケーラーの先が当たりにくい場所に歯石や歯の汚れがある場合は、ハンドスケーラーで除去します。
スケーラーの先はブレードと呼ばれる刃物になっているため、定期的に研がなければいけません。(これをシャープニングといいます。)
シャープニングできていないスケーラーを使っていると歯石をとらえても滑ってしまい取れないので、歯石が歯の表面に残ってしまいます。
人の手で行われるシャープニングのムラと細かい歯石の取り残しを防ぐため、沢山の種類があるハンドスケーラーの中から、当院ではアメリカンイーグルというシャープニング不要のスケーラーを採用しています。
上記の器具を患者様の口腔内によって使い分けています。
そしてスケーリングが終わり歯石がとれた後、汚れがつきにくいように歯の表面を研磨します。
次回のコラムで PMTC についてご紹介しますので、是非ご覧ください★
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