コラム・キャンペーンcolumn・campaign
その他
オーラルフレイルってなに?
オーラルフレイルとは、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。
平均寿命が延び世界に冠たる長寿国になった日本において、長寿だけでなく元気で長生きする「健康寿命の延伸」が重要視され、フレイル予防はその鍵となる重要なものです。
歳を重ねると徐々に体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護の必要性が高まってしまいます。
さらにフレイルは、高齢者の生活の質を落とすだけでなく、さまざまな疾患などの合併症も引き起こす危険を高めることが知られています。しかしフレイルは、早期に気付き対策を行えば元の健常な状態に戻る段階であることが重要なポイントです。

セルフチェック表
口腔機能が衰えていないか、チェックしてみましょう

予防しましょう!
オーラルフレイルの予防には、定期的に歯科健診を受けて早期に問題を発見し、適切に対処すること、適切な歯磨きなどにより健康な歯や歯ぐきを保つこと、バランスのとれた食事を心がけて健康的な食習慣を維持することなどが大切です。

お口の体操
口腔体操や唾液腺マッサージをし、フレイル予防をしましょう!
1.唇を「ウー」とすぼめる
2.「イー」と横に広げる

大さじ1杯程度の水を口に含み、ブクブクと頬を膨らませ、すぼめる動きをする
(水は無くてもOK)

「パ」「タ」「カ」「ラ」各発音8回を2セット行う
①「パ」…唇をはじくように
②「タ」…舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」…舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」…舌をまるめるように

1.ゆっくり大きく口を開け10秒間保持する
2.しっかり口を閉じて10秒間休憩する



