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2025.11.03
 抗生物質による歯の変色(テトラサイクリン歯)

テトラサイクリン歯とは

テトラサイクリン系抗生物質によって変色した歯のことを言います。
歯の形成期(0~12歳頃)にこの抗生物質を大量にとると、副作用として歯の変色が起きます。
歯の色が灰色ぽくなったり、しま模様になるのが特徴です。
また妊娠中に服用するとお腹の赤ちゃんに影響が出る可能性もあると言われています。
日本では昭和40年代に多く使われていました。
この抗生物質は決して有害なものではなく、現在でも治療によって使用されていることもありますが、
変色の可能性が認知されたこともあり、他の抗生物質の選択肢も増えたことから、子どもや妊婦に対しての使用は避けられるようになりました。
変色が起きる理由は、もともと黄色味を帯びたテトラサイクリンが象牙質のカルシウムと結合し、象牙質に沈着してしまうからです。
そして、紫外線が当たることにより、だんだんと色が濃くなっていきます。

テトラサイクリン歯の分類

第一度 淡い黄色、褐色、灰色 歯全体が一様に変色している。しま模様はない。
第二度 第一度よりも色が濃く歯全体が一様に変色している。しま模様はない。
第三度 濃い灰色、青味がかった灰色をしている。しま模様がある。
第四度 全体的に着色が強い。しま模様がある。


治療方法

〇ホワイトニングする
軽度のテトラサイクリン歯には有効な場合がありますが、重度のテトラサイクリン歯はホワイトニングで完全に改善できない場合が多く、たとえ白くなっても縞模様が残ってしまう場合があります。
〇被せ物をいれる(セラミック)
歯全体を削って人工の歯を被せる治療法です。テトラサイクリン歯の変色が非常に強い場合や、歯の形や位置にも問題がある場合に選択されることが多いです。
審美性が高く、テトラサイクリンによる重度の変色を完全に隠せます。
歯を削る量が多い、費用が高額になるなどデメリットもあります。

まとめ

テトラサイクリン歯は見た目の問題はありますが、直接的な健康被害を与えることはなく、必ずしも治療しなければならない症状ではありません。しかし、テトラサイクリン歯は歯磨きなどのセルフケアで改善できない症状ですので、治療を始めない限り自然に治ることはありません。
お悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

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