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Column
虫歯で痛い思いや辛い思いを経験した人は可愛いわが子は虫歯にしたくないものです。
しかし、虫歯予防のために子供に「甘いものを一切禁止する」という極端な子育ては、子供の楽しみを奪ってしまいます。では楽しく子供を虫歯にさせない方法をご紹介します
①虫歯を作らないために一番重要なこととは？
子供の虫歯予防と家庭環境には深い関わりがあります。そして、乳歯の頃に虫歯の多かった子供は、大人になってからも虫歯が多発する傾向が多いのです。「乳歯だしどうせ生えかわる歯だからまあいいや」などと油断していると、虫歯で困る人生を歩むことになってしまいます。虫歯のできやすい口腔内環境にしない事が重要なのです。
②虫歯は遺伝するの？
虫歯は虫歯菌による感染症ですから、遺伝はしません。
しかし虫歯は、感染症であると同時に生活習慣病でもあります。実際に臨床の現場では虫歯多発の子供の親御さんの口腔内環境もお子さんと同様に悪い場合が多いのです。
遺伝はしないものの生活習慣や健康に関する考え方が虫歯になってしまうかどうかを決める要因だと言えます。子供の虫歯予防で意識してほしいのは「正しい習慣」なのです。
- 規則正しい食生活
定期健診に通っていて、フッ素を塗布しているいもかかわらず虫歯を作ってくるお子さんがいらっしゃいます。それは食生活に問題があるのかもしれません。虫歯には日ごろの食生活が大きく関係しているのです。
虫歯の原因となることで有名な糖分ですが、制限するのではなく摂取の仕方に気を付けると良いです。虫歯と糖分は摂取量ではなく摂取頻度が大きく関係していますから好きな甘い物などは食後のデザート、もしくは決まったおやつの時間に摂取するようにします。
- 食後の歯ブラシ
食事をした後のブッシングのとき、まだ小さなお子様であればもちろん親御さんがブラッシングしてあげることになるかと思いますが自分でブラッシングが出来るようになってからもしばらくは、親御さんが仕上げの磨きをしてあげてください。
- 定期的な検診
定期的に検診通うことも虫歯予防に大切なことの１つです。万一、虫歯になってしまった場合には早期発見早期治療が大切です。初期の虫歯は痛みを伴わない場合が多く自身では発見が遅れる場合がありますので、歯科医院に通いましょう。さらにフッ素を塗布することで歯は酸に対して溶けにくくなり強く丈夫な歯になります。
- フッ素塗布
フッ素は虫歯予防にとても効果的です。歯を丈夫にするだけでなく脱灰された歯の再石灰化を手助けする役割もあります。普段お使いの歯磨き粉をフッ素入りのものに変更するだけで効果は得られます。
虫歯予防で大切なことは
虫歯予防は歯ブラシや食生活などの生活習慣と関係していることです。親子で一緒に生活改善することで、お子さんの歯の健康のみならず、自身の歯の健康を守ることもできるのです。定期的に検診に行ったりフッ素を塗布したりと、健康に対する意識の向上をすることから虫歯予防は始まるのです。
